Date: 1月 24th, 2012
Cate: 映画
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映画「ピアノマニア」(観てきました)

東京でも上映しているのは新宿のシネマートのみ。
シネマートはいわゆるシネコンで、スクリーン数は2つ。
シネマート1は席数335、シネマート2は席数65。
ピアノマニア」は、シネマート1と2の両方で上映している。
ただし上映時間によって、シネマート1(10:00と12:05の回)、シネマート2(14:55、19:20の回)となる。
ただしこの上映スケジュールは1月27日までのもで、28日以降については変更の可能性あり。

できれば335席のシネマート1で観たかったのだが、いつまで上映しているのかもはっきりしていないし、
平日の午前中は難しいので、19:20の回を、今日観てきた。

席数65ということから、スクリーンはかなり小さいものと予想していたけど、
実際に劇場に入ると、「小さいなぁ」と思う。うしろの席からも「スクリーン、小さいね」という声がきこえてきた。
あたりまえだが、シネマート1で観るのとシネマート2で観るのと、入場料金は同額。
正直、映画が始まるまでは、やっぱりシネマート1で観たかったなぁ、などと思っていたけれど、
はじまってみると、スクリーンの小ささはさほど、というよりもまったく気にならない。

むしろ映画の内容からすると、あまり大きなスクリーンよりも、
ほどほどのサイズのスクリーンのほうが向いているかも、と思えてきた。

「ピアノマニア」はドキュメンタリーである。
主人公というか主役は、スタインウェイの調律師、シュテファン・クニュップファー。
そして、もうひとりピアニストのピエール=ロラン・エマール。
ほかにアルフレート・ブレンデル、ラン・ランなども登場してくる。

描かれているのはエマールの「フーガの技法」の録音に関することが中心となっている。
エマールの「フーガの技法」のディスクは4年前に出ている。
この「フーガの技法」は、こういう過程を経て録音されたのか、と、
すでにこのディスクを聴いている人ならばより興味深く感じられるはず。
まだ聴いていない人なら、聴いている人も、「ピアノマニア」を観終ったあとは、
エマール、クニュップファーが追い求めていた音をどれだけ再現できているのか、と聴きたくなる、と思う。

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