Archive for category ディスク/ブック

Date: 8月 13th, 2021
Cate: ディスク/ブック

On My New Piano

2015年に、バレンボイムが考案した構造のピアノで録音する、というニュースは、
なにかで読んで知っていた。
2016年に、“On My New Piano”が出たの知っていた。

けれど、今日まで聴いていなかった。
理由は、ほかの人からすれはどうでもいいことだ。
バレンボイムかあまり好きじゃないこと、
なんとなくアルバムのタイトルがいいとは思わなかった──、
そんなくだらない理由で聴かなかった。

“On My New Piano”で使われているピアノは、
すべての弦を平行に張っている。
低音弦と中音弦を交差させることなく張る構造で音の濁りをなくしている、とのこと。

理屈からいっても、そのはずだ。
上下で低音弦と中音弦が交差していないのだから、干渉は大きく減る。

それでも聴きたい、と強く思わなかったのは、収録曲目にもあった。
スカルラッティのソナタ、ベートーヴェンの創作主題による32の変奏曲、
ショパンのバラード第一番、リストである。

“On My New Piano”はTIDALで聴いた。
TIDALでは、MQA Studio(96kHz)で聴ける。

一曲目のスカルラッティのソナタ K.159の冒頭からして、
ピアノの響きがまるで違う。

これを聴くだけで、“On My New Piano”というタイトルにした理由がわかる。
最後まできいたあと、好奇心でMQAでない、一般的なPCMだとどう鳴るのか。
TIDALには、両方ある。

小さくない違いがある。
私の耳には、バレンボイム考案のピアノの良さがいきているのは、MQAだと感じる。

けれど、人によっては、MQAでないほうがクリアーというかもしれない。
そういう人がいても不思議とは思わない。
そういう人に対して、あれこれいうのはやめにする。

私は、“On My New Piano”をMQA Studioで聴いてよかった、と思っている。
2016年の時点では、通常のCDで聴くことになった。
MQAては聴けなかった。

“On My New Piano”の発売時にあまり関心をもたなかったことが、
結果としていい方向に働いてくれた。

Date: 8月 12th, 2021
Cate: ディスク/ブック

はっぴいえんど写真集「ゆでめん」(8月15日まで)

昨日、野上眞宏さんの写真展「ゆでめん」に行ってきた。
はっぴいえんど写真集「ゆでめん」も購入した。
野上さんのサインももらってきた。

会場にはKEFのLS50 Wireless IIがある。
はっぴいえんどの音楽がかかっている。

BGMということだけでなく、きちんと聴きたい人のために、
聴取位置には丸椅子が一脚置かれてある。

1963年生まれの私には、1970年録音のはっぴいえんど「ゆでめん」は、
リアルタイムで聴いてきた音楽ではない。

はっぴいえんどの名前だけは知っていても──、という時代が私には長かった。
きちんと聴くようになったのは、野上さんと知りあったからである。

展示されている写真、写真集におさめられている写真、
すべてモノクロであるわけだが、モノクロであることが、
1970年(昭和45年)という時代を強く感じさせたということはなくて、
くわえ煙草、煙草を手にしているところ、煙草を火をつけようとしているところ、
そういう写真を見て、強く感じていたのには、
前日に、フランチェスカッティとカサドシュのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを、
TIDAL(MQA Studio)で聴いていたことも関係している。

この二人のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの七番のジャケットには、
カサドシュがくわえ煙草で演奏しているところが使われている。
1953年の録音だ。

この二人が写っている写真で、
別アングルからの写真でもカサドシュがくわえ煙草だったのも見たことがある。

いまの時代、くわえ煙草で演奏するなんて、ということにすぐなるだろう。

でも、そこに煙草があることに違和感をおぼえないシーンがあるのも、
音楽のもつ一側面のような気がする。

Date: 8月 10th, 2021
Cate: ディスク/ブック

Bach: 6 Sonaten und Partiten für Violine solo(その8)

黒田先生の、
《音楽もまた、それを感じとる聴き手の身丈以上のものにはなりえない》ということは、
そのままオーディオにもあてはまることだ。

鳴らし手の身丈以上の音にはなりえない。
だからといって、自分の身丈にぴったりのシステムで鳴らせ、というわけではない。

それもまたいいことだと思うけれど、それではいつまで経っても、
自分の身丈はそのままである。
もしくは小さくなっていくのかもしれない。

自分の身丈よりも大きいシステムを鳴らしてこそ、
鳴らし手としての身丈は成長していく。

けれどここで勘違いしてはいけない。
システムの身丈を、自分の身丈だ、と思わないことだ。

Date: 8月 10th, 2021
Cate: ディスク/ブック

バッハ 平均律クラヴィーア曲集(その8)

(その7)を書いたのは8日。
昨日(9日)、寝る前にTIDALをチェックしたら、
リヒテルの平均律クラヴィーア曲集がMQAになっていた。

けれどジャケット写真が通常のCDのそれである。
これは44.1kHzのMQA Studioなんだろうな、と聴く前から予想ができた。
案の定そうだった。

SACDを聴いていなければ、このMQAに満足したはずだ。
けれど、すでにリヒテルの平均律クラヴィーア曲集は、SACDで聴いている。
しかも、そのマスターとなったのは、
アナログのマスターテープからダイレクトに96kHz、24ビットでデジタル化したものだと、
すでに知っているから、SACDと同じジャケットでMQA Studio(96kHz)でも出してほしい。

今回は少し残念だったところがあるとはいえ、
ここまで私が望むアルバムが次々とMQAになっていく。

なので、軽い昂奮状態に陥っている。

Date: 8月 9th, 2021
Cate: ディスク/ブック

Bach: 6 Sonaten und Partiten für Violine solo(その7)

ハイフェッツのバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを買ったことを、
(その5)に書いた。昨秋のことだ。

ずっと以前、聴いていたよりも、ずっとよく感じられる。
こんなにもよかったのか、と思うほどであって、
その間、くり返し、ハイフェッツのバッハを聴いていたわけではなかった。

ほんとうに二十数年ぶりに聴いて、そう感じていた。
同じことを黒田先生が、「ぼくだけの音楽 2」で書かれている。
     *
 レコードに残されているハイフェッツの演奏はレコードに記録されているものだから、以前きいたものとちがうはずなどてかった。しかし、ハイフェッツの演奏の様相、とでもいうべきものが、昔と今とでは、かなりちがっているように思われた。とりわけ小品をひいたハイフェッツの演奏について、そのことがいえた。演奏そのものが同じで、しかもそれをちがったものと感じたとすれば、変化はこっちにあった、と考えなければならない。そのことに思いあたって、ぼくは愕然とした。
(中略)
 音楽もまた、それを感じとる聴き手の身丈以上のものにはなりえない、ということを、ここでぼくは思い出すべきであろう。おそらく、若い頃のぼくは、ハイフェッツの演奏を味わうには身丈がたりなかったのである。今でもなお、ハイフェッツの音楽を充分にききつくせていると思える自信はないが、しかし、すくなくとも以前はききとれなかったハイフェッツの素晴らしさが感じとれるようになんた。そのことを、だれに感謝したらいいのかわからないが、ぼくはとてもうれしい。
     *
黒田先生は、この文章を1990年に書かれている。
1938年生れの黒田先生は、この時52歳だった。

黒田先生も書かれているが、ハイフェッツの演奏は、
表情豊かで、よく歌っている。
けれど、若い頃は、そんなふうには感じられなかった。

だから、歳をとるのもいいものだ、と書きたいわけではなく、
ハイフェッツの演奏もTIDALで、MQAで聴けるようになったことを書きたいのだ。

バッハの無伴奏も、今回のソニー・クラシカルのMQAへの本格参入によって、
MQAで聴けるようになった。
ハイフェッツのほかの演奏(アルバム)も、かなりMQAで聴ける。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲もある。
バッハやブルッフは44.1kHzのMQA Studioなのだが、
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲、ドヴォルザークのピアノ・トリオなどは、
192kHzのMQA Studioで聴ける。

個人的にはバッハの無伴奏を192kHzで、と思ったりするが、
それでもハイフェッツのバッハの無伴奏をMQAで聴けるようになって、
その音の表情の豊かさ、よく歌っていることに、あらためて聴き惚れている。

ハイフェッツのヴァイオリンは、少しも乾いていない。

Date: 8月 8th, 2021
Cate: ディスク/ブック

バッハ 平均律クラヴィーア曲集(その7)

その4)で、リヒテルの平均律クラヴィーア曲集を、
MQAで聴ける日がきてほしい、と書いた。

SACDのライナーノートに、
オリジナルのマスターテープからは96kHz、24ビットでデジタルに変換された、
とあったからだ。

TIDALでリヒテルのアルバムは、いくつかはMQAで聴けるようになっている。
平均律クラヴィーア曲集はまだだ。

昨年4月に、MQAで聴ける日がきてほしい、と書いたものの、
ほとんど期待はしていなかった。
でも、いまは違う。

大いに期待できる。

Date: 8月 8th, 2021
Cate: ディスク/ブック

Billie Jean(その2)

TIDALへのソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルのMQAの提供は、
毎日検索してしまうほど、すごい。

8月4日に気づいてから、あれこれ検索していた。
マイケル・ジャクソンも見ていた。
数枚ほどのアルバムがMQAになっていたが、“Billie Jean”が収録されているアルバムはなかった。

今日、見たらやはり増えていた。
“Number Ones”があった。
“Billie Jean”がMQAで聴ける。

96kHzのMQA Studioである。

これが一年前だったら──、と思ってしまう。
2020年夏からMQAで提供してくれれば、
10月7日のaudio wednesday(music wednesday)での“Billie Jean”をMQAで鳴らせた。

いまの私の環境では、あの時ほどの音量では鳴らせない。
もう一度、コーネッタで、今度はMQAで、あの時のこえる音量で聴きたい。

Date: 8月 4th, 2021
Cate: ディスク/ブック

サー・コリン・デイヴィスのベートーヴェン 序曲集(その3)

エソテリックの人たちの何人かは、
菅野先生監修のリマスタリングに立ち合っていることだろう。

それにエソテリックからのSACDの第一弾に、
コリン・デイヴィスのベートーヴェンを選んだということは、
菅野先生のところで聴いてのことのはずだ。

にも関らずの2007年のインターナショナルオーディオショウでのエソテリックでの、
コリン・デイヴィスのベートーヴェンは、正体不明でしかなかった。

誰の指揮なのか、どの国の、どのオーケストラなのか、
そういったことだけでなく、ベートーヴェンの曲なのに、
ベートーヴェンの音楽になっていなかった。

その意味において、別項で書いているゼルキンのベートーヴェンのことを思い出す。

エソテリックのSACDの出来が悪かったわけではない。
このSACDは手に入れて聴いている。

悪いのは鳴らし方である。
一時期、中古相場が三万円(元は3,300円)程度までになったSACDであっても、
鳴らし方を根本的なところで間違ってしまえば、とんでもない鳴り方に変容してしまう。

エソテリックのSACDだから、いい音で鳴ってくれるわけではない。
エソテリックのSACDも、TIDALのMQAも、選択肢である。

最良とおもえる選択をしたところで、音楽の聴き方をどこかで間違ってしまっていては、
間違った鳴らし方しかできない。

少なくとも菅野先生のところでコリン・デイヴィスのベートーヴェンを聴いている人間が、
2007年のエソテリックのブースで、正体不明の音楽を鳴らしてしまっている。

私がスタッフの一人だったら、あれでは鳴らせないと、
つまり聴かせられないと判断する。

けれど2007年のエソテリックはそうではなかった──、
ということは、あの音を、菅野先生のところでの音と同じとまではいわないものの、
良さは出せていると判断してのことなのだろう。
そうとしか思えない。

だとしたら、鳴らし方以前の聴き方の、本質的なところでの問題である。

Date: 8月 4th, 2021
Cate: ディスク/ブック

サー・コリン・デイヴィスのベートーヴェン 序曲集(その2)

今日、TIDALで、コリン・デイヴィスのベートーヴェンもMQAになっているのに気づいた。

急にソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルはMQAに積極的になったようだ。
クラシックだけでなく、ジャズも、ポップスもMQAになっているのが、けっこうある。

ジョージ・セルのベートーヴェンの交響曲第七番もなっていた。
192kHzのMQA Studioである。

これがじつにいい。
セルはもともと好きな指揮者の一人だったが、
こんなにすごかったのか、と再認識しているくらいにいい。

今回のソニーのMQAは、私が見た範囲ではすべてMQA Studioである。
コリン・デイヴィスのベートーヴェンは比較的初期のデジタル録音だから、
MQA化はあとまわしにされるのかと、勝手におもっていた。

ところがこんなに早くMQAで聴ける。

どれで聴くのがいちばんなのか。
それは、聴いた人それぞれが判断すればいいことで、今回のMQAの登場は、
コリン・デイヴィスのベートーヴェンの序曲集を聴く選択肢が一つ増えた、ということ。

以前書いていることだが、
2007年のインターナショナルオーディオショウのあるブースでは、
このコリン・デイヴィスのSACDが、ひどい音で鳴っていた。

私は菅野先生のところで三回、コリオランを、
エグモントを一回聴いていて、その音がこの録音・再生のリファレンスとなっている。

自分のシステムでも聴いている。
なのに、2007年のインターナショナルオーディオショウでの、あるブースの音は、
音がひどいというよりも、コリン・デイヴィスのベートーヴェンだ、すぐには気づかないほど、
音楽的に変質してしまっていた。

ほかのブースでは、ブースに入った時にかかっていれば、
すぐにコリン・デイヴィスのベートーヴェンだとわかるのに、
そのブースでは、コリオランが鳴っていたにもかかわらず、
まず、この曲なんだっけ、という一瞬ではあったけれど、考えてしまった。

そして、コリン・デイヴィスの演奏だと気づくのに、また少し時間を必要とした。
気づいたあとでも、ほんとうにコリン・デイヴィスの演奏? という鳴り方だった。

このことを書いた時は、どのブースなのかはあえて書かなかった。
あれから十年以上経っている。書いておこう。

コリン・デイヴィスのベートーヴェン(エソテリックのSACD)がひどい鳴り方だったのは、
エソテリックのブースだった。

Date: 8月 4th, 2021
Cate: ディスク/ブック

サー・コリン・デイヴィスのベートーヴェン 序曲集(その1)

菅野先生のリファレンスディスクといえるサー・コリン・デイヴィスのベートーヴェンの序曲集。
ソニー・クラシカルからCDが登場したときは、
あまり話題にならなかった、と記憶している。

出ていたのは知っていたけれど、聴いてはいなかった。
菅野先生のリスニングルームで聴いたのが初めてだった。

演奏も録音も素晴らしい、と菅野先生はいわれていた。
菅野先生がお持ちのCDは日本盤だった。

その時に、一枚しか持っていないし、廃盤になっているから、
もしなくした時の用心にもう一枚手に入れたい、
探してほしい、と頼まれたことがある。

その時に、ほかのディスクも予備が欲しいので、ということで頼まれた。

コリン・デイヴィスのベートーヴェンの序曲集は、
アメリカのAmazonで見つけて手に入れた。
ほかのディスクは、穴場的なレコード店にきっとあるな、と目星をつけて行ったら、
やっぱりあった。

そのコリン・デイヴィスのベートーヴェンが、2007年に、
エソテリックからSACDとして登場した。
菅野先生のよるリマスター監修だった。

2007年のインターナショナルオーディオショウでは、
このディスクがよくかかっていた。

エソテリックのSACDは限定販売なので、
しばらくしたら中古相場はけっこうな値段になっていた。

いまは一万円程度に落ち着いているようだが、
私が知っている範囲では、三万円ほどしていたこともある。

コリン・デイヴィスのベートーヴェンは、44.1kHzでの録音である。
それをDSDに変換して聴くことを、どう捉えるのかは、その人の自由である。

いまSACDは売っていないが、ソニー・クラシカルから廉価盤として出ている。
こちらを買って、自分でDSDに変換したり、アップサンプリングするのも、
いまではアプリケーションがあれば、簡単に行える。

Date: 7月 28th, 2021
Cate: ディスク/ブック

はっぴいえんど写真集「ゆでめん」(追補)

野上眞宏さんの写真展では、音楽がつねにある。

今回の「ゆでめん」の写真展でもそのはずだし、
はっぴいえんどの音楽がかけられるはずである。

今回、会場に持ち込まれるのはKEFのLS50 Wireless IIとのこと。

Date: 7月 27th, 2021
Cate: ディスク/ブック

はっぴいえんど写真集「ゆでめん」

写真家・野上眞宏さんによるはっぴいえんどの写真集「ゆでめん」、
その発売にあわせて野上眞宏写真展「ゆでめん」が、8月3日から15日まで開催される。
9日は、ギャラリー休廊日。

場所は、ギャラリールデコ 東京都渋谷区渋谷3-16-3 高桑ビル 5F、
12時から19時までで、最終日15日は17時まで。

「ゆでめん」の発売は8月5日ですが、
3日、4日は先行発売される、とのこと。

入場料は1000円、入場制限あり。

野上さんは、基本的に毎日夕方ギャラリールデコにおられる予定なので、
野上さんのサインが欲しい方は、その時間帯にどうぞ。

Date: 6月 26th, 2021
Cate: ディスク/ブック

Elena Fischer-Dieskau(その1)

TIDALでクラシックの新譜をチェックしていて、
目に飛び込んできたのは、モノクロのジャケットだった。

きりっとした顔付きの女性が写っている。
iPhoneで見ていたので、表示される写真は小さく、
パッとみて、最初は歌手? と思った。

名前をみたら、Elena Fischer-Dieskauとある。
よけいに歌手と思ってしまった。

ピアニストだった。
Elena Fischer-Dieskauは、
名前からわかるようにディートリッヒ・フッシャー=ディスカウの孫にあたる。

収録されているのは、ブラームスの七つの幻想曲、二つのラプソディ、
それからシューマンのクライスレリアーナである。

日本での発売は6月30日とのこと。

この数ヵ月、TIDALでフランスの女性ピアニストをけっこう聴いてきた。
昔と違い、いまの時代、国の違いによって演奏スタイルが、といったことは、
あまりいえなくなってきたのかもしれないが、
Elena Fischer-Dieskauの演奏を聴いていると、ドイツのピアニストだ、と強く感じる。

それとも祖父のディートリッヒ・フッシャー=ディスカウの血なのか。

いまのところ、一枚だけである。
これからどんな録音をしてくれるのかも知らない。

エレナ・フッシャー=ディスカウのブラームスとシューマンを聴いていて、
ベートーヴェンとバッハを聴いてみたい、と思っていた。

この人のベートーヴェンとバッハは、どんな感じなのだろうか。
この数ヵ月聴いてきたフランスのピアニストで、そんなふうにおもったことはなかった。

音楽の骨格の違いゆえか。

Date: 6月 23rd, 2021
Cate: ディスク/ブック

はっぴいえんど写真集「ゆでめん」

写真家・野上眞宏さんによるはっぴいえんどの写真集「ゆでめん」が、
8月5日、ミュージック・マガジンから発売になる。
ミュージック・マガジンのサイトでの告知は、まだない。

6月18日には、iPad写真集アプリ「野上眞宏のSNAPSHOT DTARY」もヴァージョンアップして、
最新のiPadOSにも対応している。

Date: 6月 20th, 2021
Cate: ディスク/ブック

Cantate de l’enfant et de la mere Op.185(その3)

昨年までは毎日チェックしていたe-onkyoのサイトだったが、
昨秋からTIDALを使うようになってから、チェックの頻度が、
必ずしも毎日ではなくなってしまった。

なので18日に配信が始まっていたのを、昨晩寝る前に気づいた。
ミヨーの「子と母のカンタータ」が、e-onkyoで96kHz、24ビット(flac)で配信されている。

ということはTIDALでも配信が始まっているだろうと思い、チェックしてみた。
あった。
こちらも18日に始まったのだろうか。

Amazon Music HDでは、ナクソスの配信。
e-onkyoとTIDALは、ソニー・クラシカルである。