Archive for 5月, 2022

Date: 5月 25th, 2022
Cate: ショウ雑感

2022年ショウ雑感(その5)

OTOTENのセミナーのスケジュールが発表になっている。
MQAのセミナーは6月11日に行われる。

ボブ・スチュアートによるセミナーである。
2019年にも行われていて、セミナーといっても入門篇といった感じで、
内容的にはものたりなさを感じた。今年は、そのへんどうなるのだろうか。

2020年、2021年の中止がなければ、
毎年セミナーの内容は変っていっただろうが、
三年ぶりということになると、内容的には2019年のくり返しになるのかもしれない──、
と思いつつも、申し込みをした。

入場登録だけでなく、セミナーは別に事前登録が必要になる。

Date: 5月 24th, 2022
Cate: ハイエンドオーディオ, 名器

名器、その解釈(とハイエンド・オーディオ)

この項でも書いているように、
名器ということばも安っぽくなってしまっている。
特にオーディオにおいて、十数年前からそんな感じである。

少しでも話題になった製品をすぐに名器という人が増えてきている。
えっ、これが名器なの? そういいたくなる製品も名器と呼ばれるようになってきている。

それからインターネットの普及で、
オーディオマニア同士の交流は広がっていっているわけだが、
そうやって知りあった相手が使っている機器に対しても、
名器ですね、という人もいたりする。

この手の人にかかると、世の中には数え切れないほど多くの名器が、
オーディオにおいては存在することになる。

同じようにハイエンド・オーディオも、そんな使われ方をされはじめたように感じている。
ハイエンド・オーディオの明確な定義がないこともあろうが、
それにしても、これもハイエンド・オーディオと呼ぶの?、
そういいたくなる製品も、なぜかいまではハイエンド・オーディオと呼ばれてたりする。

ソーシャルメディアを眺めていると、
名器とハイエンド・オーディオは、上級機と同じ意味程度で使われていることがある。

どんなオーディオ機器であっても、誰かが使っているオーディオ機器である。
誰かが使っているオーディオ機器を批判したくない、という気持は理解できるが、
だからといって、名器とかハイエンド・オーディオとか、安易に持ちあげることもなかろう。

そういえば来月早々に発売予定のステレオサウンドの特集は、
「オーディオの殿堂」のはずである。

この特集が、いまの傾向に拍車をかけるのか、ブレーキをかけるのか。

Date: 5月 24th, 2022
Cate: ステレオサウンド特集

「いい音を身近に」(その24)

普段と不断とも書く。
普段着は不断着でもあるわけだ。

ここでの普段と不断は、同じ意味で使われても、
普段着と不断着とでは、そこから受ける印象は同じとはいえないほど違う。

「いい音を身近に」は、
ステレオサウンド 174号(2010年春)の特集のタイトルであることは、
その1)に書いているし、このタイトルで書くことになった経緯も書いている。

ステレオサウンドは、このテーマで特集はそれっきりである。
あまり読者受けしなかったのだろうが、
「いい音を身近に」は考えていけば、なかなかに興味深いテーマである。

ただ単に大袈裟にならない組合せをつくって終り、というやり方もできるけれど、
ぐっと掘り下げてほしかった、とも思っている。

「いい音を身近に」は、普段着の音なのか。
そうだとしよう、それは普段着の音なのか、不断着の音なのか。

Date: 5月 24th, 2022
Cate: ハイエンドオーディオ

FMアコースティックス讚(その5)

その1)は昨年11月5日に書いている。
まだこのころは、FMアコースティックスは飛び抜けて高価なアンプだった──、
とつい過去形で書いてしまいたくなるほど、
同じくらい、さらにはもっと高価なアンプが続けて登場している。

そのためもあって、FMアコースティックスの高価さがさほど目立たなくなっている。

FMアコースティックスのアンプは、
最近の高価すぎるアンプのなかにあっては、
さほど外観にお金を掛けているという印象は薄い。

以前からの変らぬ外観で、当時の価格ならば、この外観もありかな、ぐらいに思えたけれど、
その後の値上げのすごさによって、もう少し外観をどうにかしないのか──、
そんなことを思うようにもなっていた。

けれど、ここ数ヵ月のハイエンドオーディオのアンプだけに限らず、
スピーカーシステムなどの外観を見いていると、
FMアコースティックスの外観が、逆に好ましく感じてしまう。

どこか己の筋肉美を誇張して見せようとしているかのような外観とは、
FMアコースティックスは無縁であるからだ。

とはいえFMアコースティックスの魅力は、やはり、その音である。
いろいろなアンプと比較するなど、じっくりと聴いたことは一度もないが、
聴くたびに、短い時間であっても、FMアコースティックスの音、
特に低音の素晴らしさには、いつも聴き惚れてしまう。

FMアコースティックスで聴いた後に、他のアンプで鳴らされる音を聴くと、
スピーカーは同じ、セッティングも同じ、変ったのはアンプだけなのに、
低音の表現力の豊かさが失われてしまった、と感じる。

山中先生がステレオサウンド 47号で、FM600A、FM800Aの音について、
《きわめて充実感のある中域量感たっぷりな低音部はこのアンプ特有のキャラクターで、ユニークなアンプの出現といえよう》
と評価されていることを引用しているが、
この音は、ずっと受け継がれているような気がするのだ。

Date: 5月 23rd, 2022
Cate: 真空管アンプ

五極管シングルアンプ製作は初心者向きなのか(その31)

インターネットのおかげで、Stereo35の写真も、
けっこうな数を見ることが簡単にできる。

Stereo70とStereo35。
型番だけで判断すれば、Stereo70の小型版で、
同じようなレイアウトだと思いがちだが、
意外にもけっこう違うレイアウトである。

細長いシャーシーの中央に電源トランス、
その両側に出力トランス、両端に7247とEL84(二本)が並ぶ。

重量バランスも偏りなく、意外にいい感じのレイアウトである。
ただし、これをそっくりそのままコピーしようとするならば、
電圧増幅管は7247を使うしかなくなる。

ECC83とECC82を使って、という回路では、
それぞれの球のユニットの一つを使わずに余らせることになる。

手持ちの7199を使って、SCA35の回路で作るならば、
Stereo35そのままのレイアウトもすぐに採用できる。

このへんがちょっと悩むところなのだが、
この項のタイトルは無視できない。
私が作るアンプを参考にする人はいないだろうが、
それでもこういうタイトルをつけているのだから、
再現性のあるモノにしたい、という気持はもっている。

結局はECC83とECC82を使ってのStereo35の回路で、
レイアウト的には伊藤アンプのように仕上げたい。

けれどSCA35の電源トランスを使うと、整流管を使用できない。
ダイオードになってしまう。
ならば電源トランスは市販されているモノの中から選ぶか。

そうなるとトランスの外観の統一感がなくなってしまうし、
SAC35の電源トランスの使い道がなくなってしまう。

でも、こんなことにこだわりすぎてしまうと、
いつまでたってもとりかからずに──、となってしまうから、整流管はあきらめる。

世の中には、整流管よりもダイオードだろう、という人が多い。
ダイオードを推す人たちのいうことはわかるのだが、
電源回路において電気的共振を目を向けると、
整流管の使用はデメリットばかりではない。

それに市販のシャーシーを使うのだから、伊藤アンプそっくりになるわけではない。
けれど無線と実験に載っていた6V6のシングルアンプの例もある。

このアンプの仕上がりを参考にしながら、
トランス類、真空管のレイアウトを考えている。

Date: 5月 22nd, 2022
Cate: 老い

老いとオーディオ(とステレオサウンド・その14)

「人は歳をとればとるほど自由になる」はずなのに、
オーディオ評論家がそうでないのは(そう見えないのは)、
第一線を退いていないということも関係していよう。

オーディオ評論家に対し、ある年齢に達したら引退しろ、といいたいのではなく、
第一線の仕事は若い世代にまかせて、
あえて第一線から退いたところから、なにかを書いていくという人が、
いまの時代、なぜあらわれないのだろうか。

以前は池田圭氏がそうだった、と私は受け止めていた。
池田圭氏はオーディオ評論家ではなく、
オーディオ研究家、愛好家と呼んだほうがいいのだが、
私がオーディオ雑誌を読みはじめたころは、第一線からは退かれた人、
けれど大ベテランだけに、現役バリバリの人たちと違うところからの意見、
それがなんとも貴重なことのように感じていたし、事実そうだった。

書きたいこと(伝えたいこと)をきちんと持っている人ならば、
その道を選ぶのではないだろうか。

Date: 5月 22nd, 2022
Cate: デザイン

日米ヒーローの造形(その5)

「シン・ウルトラマン」を映画館で観て、ほんとうにそうだ、と感じたのは、
その4)でも書いているように、
ウルトラマン(着ぐるみ)でないウルトラマン(CGI)の立ち姿は、
仏像そのものであるということ。

着ぐるみに人が入っていて演じていては、絶対に実現できなかった姿である。

仮に、アメリカの映画会社がウルトラマンをCGで作り出したとしても、
こういうふうには描かないはずだ。

「シン・ウルトラマン」は、日本でこその造形だ、と思うだけでなく、
最近のハイエンド・オーディオと呼ばれる製品のデザインを見ていると、
正反対の世界であるだけでなく、醜悪の方向に向っているようにも感じてしまう。

このことは、日本のオーディオだけでなく、欧米のオーディオ機器を見ても、
そう感じる。

Date: 5月 22nd, 2022
Cate: 真空管アンプ

五極管シングルアンプ製作は初心者向きなのか(その30)

ダイナコのSCA35では7199という複合管が使われている。
手元にはトランスとともに、7199も取り外したものが1ペア残っている。

とはいえ1ペアだけだから、心もとない。
7199が入手可能かといえば、なかなか難しい。

伊藤先生はEL84のプッシュプルアンプにはE80CFを使われていた。
この球も7199ほどではないが、いまではポピュラーな真空管ではなくなっている。

一台作って、音が鳴ればいい、という感じであれば、
7199が1ペアあるのだから、それでいい、となるのだが、
私の感覚としては、予備用にもう1ペア用意しておきたい。

作った以上は、きちんと使い続けたいからである。
そうなると五極管、三極管の複合管の使用はあきらめるしかない。

シーメンスのEL84のプッシュプルアンプの回路は、
電圧増幅管にはECC83を使っている。
初段で増幅して二段目がP-K分割の位相反転回路である。

位相反転回路といえば、いま書店に並んでいるラジオ技術 6月号に、
位相反転回路についての短期連載が始まっている。

現在の真空管の入手状況を考慮すると、
ECC83を使うことになるのか、と思っていた。

ダイナコには、SCA35と同じEL84のプッシュプルのパワーアンプがある。
Stereo35である。
日本ではStereo70の陰にかくれてしまっている感がある。
私もStereo70の音は聴いているけれど、Stereo35は実物を見たことはない。

このStereo35、SCA35のパワーアンプを独立させたモノととらえがちだが、
電圧増幅段には7247が使われている。

7247も複合管なのだが、五極管と三極管のそれではなく、
ECC83とECC82の複合管といっていい。

7247も入手は難しいが、
これならばECC83とECC82を一本ずつ用意して、
双三極管の内部ユニットを左右チャンネルに振り分ければ済む。

Date: 5月 22nd, 2022
Cate: 真空管アンプ

五極管シングルアンプ製作は初心者向きなのか(その29)

私としては、初心者ならば最初に作る真空管アンプは、
プッシュプルアンプがいい、と考える。
すでに(その1)で書いていることだ。

私がオーディオに興味をもちはじめたころ(1970年代後半)、
初心者向きの真空管アンプ製作といえば、プッシュプルアンプだった。

EL84(6BQ5)、6F6、6V6などのポピュラーな出力管のプッシュプルで、
電圧増幅管には五極管と三極管をひとつにまとめた複合管、
ECC82(12AU7)、ECC83(12AX7)などの双三極管を使い、
初段で増幅したあとにP-K分割の位相反転段という構成だった。

この構成であれば片チャンネルあたり使用真空管は三本。
出力もそれほど大きくないから出力トランスも大型のモノを必要とはしないから、
アンプ全体もそれほど大きくならずに製作出来る。

電源トランスなどが大型化になれば、それだけ高価になるし、
シャーシーもよりしっかりしたものが必要になるなど、費用はかさむことになる。
それにチョークコイルも省くことができる。

それからシングル用の出力トランスのいいモノは、けっこう少ないし、
それだけ高価だったりする。

とりあえず音が鳴ってくれれば、それでいい──程度の自作であれば、
シングルアンプでもいいけれど、初めてのアンプであっても、
きちんと鳴ってくれる音を求めるのならば、
初心者ならばプッシュプルアンプのほうが好結果が期待できる。

いま手元にダイナコのSCA35から取り外した出力トランスと電源トランスがある。
これらを使って、EL84のプッシュプルアンプを作ろうと考えている。

SCA35のパワーアンプ部そのままの回路でいきたいところだが、
一つネックがある。電圧増幅段の複合管が入手しにくい。

この点が、1970年代後半とは大きく状況が変ってきている。

Date: 5月 21st, 2022
Cate: 老い

老いとオーディオ(とステレオサウンド・その13)

「人は歳をとればとるほど自由になる」
内田光子は、あるインタヴューでそう語っていた。

先月リリースされた内田光子のベートーヴェンのディアベリ変奏曲、
ここでの演奏に耳を傾ければ、内田光子のことばを確かに実感できる。

オーディオ評論家はどうなのだろうか。
歳をとればとるほど自由になっているのだろうか──、とふと思う。

いまのステレオサウンドで書いている人たちは、高齢者といっていい。
内田光子よりも歳をとっている人もいるし、同世代の人もいる。

評論家と演奏家は違う──、
そういう声がきこえてきそうだが、
内田光子は「人は歳をとればとるほど自由になる」といっている。

人は、である。

自由になっていない、と私がそう感じているだけで、
当の本人たちは、歳をとるほどに自由になっている(書いてきている)、
という自覚なのかもしれない。

それでも──、とあえていう。
私が読みはじめたころのステレオサウンドの書き手の多くは、40代だった。
その時代のほうが、ずっと自由であった、と感じている。

Date: 5月 21st, 2022
Cate: 新製品

新製品(Western Electric 777)

300Bの復刻が順調にいっているからなのか、
ウェスターン・エレクトリックから今年になんて新製品が二機種登場している。

一つは300Bのシングル動作のプリメインアンプ、91Eである。
どういうアンプなのか、その技術内容を読むと、聴いてみたくなる。
けれど写真を見てしまうと、
ここにもパチモンの波が押し寄せているのか──、と言いたくなる。

そして今回、スピーカーに関する新製品が登場している。
777というモデルである。

150Hzから2kHzまで受け持つミッドレンジ・ドライバーである。
写真をみると、昔ながらのコンプレッションドライバー+ホーン型のようだが、
ドライバーはAMT(ハイルドライバー)である。

ウェスターン・エレクトリックは、今回の777についてrAMTと謳っている。
Radical Air Motion Transformerの略である。

この777ドライバーを搭載したスピーカーシステムの写真もある。
このスピーカーシステムもまた91Eのようなアピアランスで、
この写真だけだったら、あまり関心をもたなかったけれど、777は違う。

777は100dB/W/mと能率が高いだけでなく、
受持帯域の下限(150Hz)と上限(2kHz)の積は30万になる。
40万の法則にぴったりとあてはまる、とまではいえないけれど、
ほぼほぼ40万の法則ともいえる。

777の単売はあるのだろうか。

Date: 5月 20th, 2022
Cate: 冗長性

冗長と情調(その7)

マークレビンソンのLNP2のブロックダイアグラムを見ればすぐにわかることだが、
フォノ入力は三つのモジュール(アンプ)を経由して出力される。

ライン入力に関しても二つのモジュールを通って出力される。
それだけでなくポテンショメーター(レベルコントロール)も二つ通ることになる。

音の鮮度をことさら重視する人は、
それだけでダメだ、と決めつけるし、
LNP2としてREC OUTを出力としたほうが、ずっと音がいい、と自慢気に語ったりする。

そういう人に限って、他の人はそのことに気づいていない、
自分だけが気づいたことだ、と思っているから滑稽でもある。

LNP2のREC OUTは、一般的なアンプのそれとは違い、レベルコントロールが可能である。
ただし左右独立のポテンショメーターを操作することになるけれども。

トーンコントロール機能を備えるモジュールをパスする使い方なのだから、
音の鮮度だけでいえば、確かに音はよくなる。
それにゲイン的にも、CDを再生するのであれば使いやすくもなることもある。

使い方は人それぞれだから、どういうLNP2の使い方をしようといい。
でも、自分だけが気づいている、と思い込むのだけはやめたほうがいい。

LNP2を使っている人ならば、たいていの人がずっと以前から知っていることなのだから。

そういう自分だけが──、という人のことはどうでもいのだが、
この、自分だけが──、という人は、
おそらくCelloのAudio Suiteも同様に問題視するだろう。

Audio Suiteはインプットモジュールとアウトプットモジュールとがある。
それを組み合わせることができる。

CDのみしか聴かないという人ならば、
ライン入力のインプットモジュールとアウトプットモジュールという、
最低限の構成にしたほうが、価格も抑えられるし、音のいい。

けれど、この構成でもライン入力からの信号は、
インプットモジュールのアンプとアウトプットモジュールのアンプ、
二つのアンプを通って出力される。

Date: 5月 19th, 2022
Cate: Kate Bush, ディスク/ブック

So(その2)

ピーター・ガブリエルの“Don’t Give Up”。
これがケイト・ブッシュではなく、誰か別の女性歌手だったら、
これほど聴いてきただろうか。

ライヴ盤ではケイト・ブッシュではない。
だからといって曲の評価が変るわけではないが、
それでも私はケイト・ブッシュとによる“Don’t Give Up”を聴きたい。

“Don’t Give Up”を聴いたのは23歳のときだった。
1986年、いったい何回“Don’t Give Up”を聴いただろうか。

自分のシステムでも数え切れないほど聴いていたし、
ステレオサウンドの試聴室でも、試聴の準備の時、
試聴が終ってからも聴いていたりした。

そうとうにいろいろな音で、“Don’t Give Up”を聴いている。
それでも飽きずに、いい曲(歌)だな、と感じながら聴いていた。

ケイト・ブッシュが“Don’t Give Up”と歌う。
聴き手のこちらに語りかけるように歌う。

ケイト・ブッシュによる“Don’t Give Up”、この言葉は心に沁みる。
けれど、それは“Don’t Give Up”と誰かに言ってほしかったわけではなかったからだった。

六十年近く生きていれば、
“Don’t Give Up”と言ってほしいときがあった。

そういう時に“Don’t Give Up”を聴いている。
初めて聴いた時よりも、より心に沁みたかといえば、まったく違っていた。

他の人はどうなのかは知らないし、どうでもいい。
私は、そういう時に聴いた“Don’t Give Up”は、最後まで聴けなかった。

Date: 5月 19th, 2022
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(オンキヨーのこと・その5)

(その4)で取り上げているスカイシステムは、
オンキョー、パイオニア、サンスイのオーディオ機器の修理を行ってくれる。

いうまでもなく、それはオーディオ機器というハードウェアに関して、である。
アナログ時代のオーディオ機器は、それだけでよかった。

けれどデジタル時代になり、
ハードウェアだけでなくソフトウェアも組み込まれるようになってきた。

そういう機器の場合、そのメーカーが倒産してしまったら、
ハードウェアは大事に使ったり、修理に出したりすることで、
ある程度寿命を永らえることはできても、
ソフトウェアに関しては、アップデートが行われなくなる、といっていい。

この点を見落していた。
その4)への、デザイナーの坂野さんのfacebookでのコメントで気づかされた。

Date: 5月 18th, 2022
Cate: 広告

オーディオ雑誌と広告(その9)

(その8)へのfacebookへのコメントで、
今年の1月に創刊された「写真」という雑誌のことが書かれてあった。

年二回発行で、広告はなし。
作品と評論に集中した内容の雑誌とのこと。

まだ手にとっていないので、どんな本なのかについては書けないが、
「写真」が広告なしでやっていけるのだとしたら、
それはカメラ雑誌ではなく、写真雑誌だからこそだろう。

オーディオ雑誌は、カメラ雑誌と同じ分類となる。
写真雑誌と同じところに立ってほしい、と私は思っているけれど、
それをいまのオーディオ雑誌に求めるのは酷なことなのはわかっている。

それでも写真雑誌的性格の濃いオーディオ雑誌を読みたい。
私が別項で、月刊ステレオサウンドについて書いているのは、そういうことである。