日米ヒーローの造形(その4)
月曜日に、映画「ザ・バットマン(THE BATMAN)」を観てきた。
今日、5月から公開の「シン・ウルトラマン」の新しい映像が公開になった。
ウルトラマンの後ろ姿である。
いろんな意味で対照的だな、と思い、
(その3)からあいだが空いてしまったけれど、また書き始めている。
「シン・ウルトラマン」に登場するウルトラマンは、
ウルトラマン(着ぐるみ)ではなくウルトラマン(CGI)である。
そのことがあって、というか、そのための、というべきなのだろうが、
ウルトラマンのデザイナーである成田亨氏の元のデザインそのもの、といえる。
ウルトラマン(着ぐるみ)にあった着脱に必要なファスナーを隠すための背びれがない。
カラータイマーもない。
それだけでない体型そのものが、人間のようでいて、人間と違っている。
後ろ姿を見ると、よけいにそのことを感じる。
なにか似ている──、と思いつつ、
シン・ウルトラマンの後ろ姿が公開になったことを友人のAさんに伝えると、
「仏像のような雰囲気ですね」という返事があった。
たしかに、そうだ。
仏像のようなシルエットである。
仏像のようなシルエットのウルトラマンが、怪獣と戦うのか。