Archive for category サイズ

Date: 2月 13th, 2010
Cate: サイズ

サイズ考(その66)

スピーカーのネットワークについて、すこし具体的なことを書いた。
その前は、トランスについて書いている。

ひとつことわっておきたいのは、この項のタイトルだ。
「サイズ考」であって、「トランス考」でもないし「ネットワーク考」でもない。
「トランス考」、「ネットワーク考」というタイトルをつけていたら、
まったく違う書き方をすることになるだろう。

この項では、あくまでもオーディオにおける「サイズ」について考えていくと、
その考えを少しずつ徹底させていくと、トランスやネットワークに関して、
技術的な捉えかたとは違う視点で捉えることができるということを感じとってもらえれば、
そしてその面白さを感じてもらえれば、それでいいと思っている。

サイズは、いちばんわかりやすい要素である反面、見えない「サイズ」、見えにくい「サイズ」が、
オーディオにいくつも存在しているからだ。

このブログでは、写真も図版もいっさい使っていない。
以前も書いたが、使ったほうが書くほうとしても楽である。
それでもあえていっさい使わないのは、「ことば」から、ということを私なりに重視しているからだ。

言葉遣いにおいて、まだまだ未熟なところもあり、誤解を招くこともあるだろうが、
それでも「ことば」から考えていくことの面白さを感じとってほしい、と思っているから、
これから先も写真、図版を使うつもりは、まったくない。

Date: 2月 10th, 2010
Cate: サイズ
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サイズ考(その65・続々補足)

mr.Jさんのふたつめのコメントにあるように、
スピーカーシステムの音と一体感のようなものに関しては、アース線を徹底的に分離しないほうが、
いい結果が得られる可能性も、たしかにある。

これはバイワイアリング対応のスピーカーシステムでも、同じことを感じておられる方もいるはず。

スピーカーケーブルを分離することで、音のスムーズさや解像力は増すものの、
個々のユニットから出てくる音の融け合いが希薄になるように感じ、
あえてシングルワイアリングで使われる方を知っている。

こういうとき、この考で以前書いたが、プラス側は1本にして、アース側だけを分離する、という手もある。
つまりプラス側はシングルワイアリング、アース側のみバイワイアリングという配線方法である。

この手法は、そのままアース線を分離したネットワークにも使える。
もちろんスピーカー・エンクロージュア内に納められているときに限るが。

プラス側が1本で、アース側は多数のケーブルが出ているのは、一見アンバランスに思われるだろうが、
試してみて、求めている結果がよければ、それでいいのではないだろうか。

徹底して分離化を行なって、すこし行き過ぎたと感じたら、すこし戻せばいい。すべて戻すことはない。
どこを、どのくらい戻すのかは、その人の次第ではあるけれど。

そして、しばらくその状態で鳴らして、他のところのチューニングがうまくいったら、
また徹底分離の音を聴いてみたら、いいと思う。そうやって音を詰めていく。

Date: 2月 10th, 2010
Cate: サイズ
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サイズ考(その65・続補足)

まずパワーアンプのどこに電源トランスが配置されているかによっても、
ネットワークへの影響は変化する。

パワーアンプとネットワークを接近させるということは、
パワーアンプのリアパネル側にネットワークを置くのが通常である。

この場合、フロントパネル側に電源トランスが配置されているアンプであれば、
リアパネル側にあるものよりは影響は少ないし、
電源トランスのコアの形状によって漏洩磁束は大きく変化する。
それにコアの磁束密度が、どの程度かにもよるし、磁気シールドを施してあるかどうかによっても異ってくる。

パワーアンプに接近させることで、その影響下にはいることは事実だが、
必ずしも大きな影響を受けるとは限らないのも、また事実だ。

それからコメントにあるように、エンクロージュア内部の振動と、外部に取り出したときとでは、
振動の影響の受けかたは、ずいぶん違ってくる。
あとエンクロージュア内部では、スピーカーユニットの磁気回路が外磁型で、防磁対策を施してなければ、
その漏洩磁束の影響下にあるわけだ。しかもネットワークを使うスピーカーシステムは、
マルチウェイであるから、スピーカーユニットの数はひとつではない。

もっともスピーカーユニットからの磁束と、パワーアンプの電源トランスからの磁束とでは、性質が違うから、
音への影響は同じわけではないことも事実である。

アース線を徹底的に分離した場合、エンクロージュア内部に収めたほうがいいのか、
取り出してパワーアンプの近くに置いたほうがいいのかは、
やや無責任な言い方になってしまうが、諸々の状況によって変化するため、
実際に音を聴いて判断するしかない。

どこに置こうと、どこに納めようと、
なにがしかの影響下に入ることは避けられない、ということを忘れないでほしい。
とはいうものの、私はパワーアンプの近くに置くほうをとるけれど。

Date: 2月 10th, 2010
Cate: サイズ
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サイズ考(その65・補足)

サイズ考(その64)に、mr.Jさんからコメントをいただいた。
返事が長くなると思い、コメント欄ではなく、こちらに書くことにした。

ネットワークをスピーカー・エンクロージュアからとりはずし、パワーアンプの間近に置くと、
電源トランスという「金属の塊」が近づくことになる。
たいていの場合、トランスは鉄と銅のかたまりだから、その金属の塊は磁性体の塊でもある。

コイル(この場合、空芯型)を取りつけるさいに、安易にコイルの上下を板で挟み込み、
その2枚の板の中心、(つまりコイルの中心)に金属ビスを通して、
メインの基盤(板)に固定すると、金属ビスが磁性体であれば、コイルの値が増える。

つまり鉄芯入りのコイルと同じことになるからだ。
ならば非磁性体の金属ビスならば問題が無いかというと、
そうでもなく、今度は反対にコイルのインダクタンス値が小さくなる。

コイルは、そのくらい周囲の影響を受けやすく、同時にまわりに影響も与えている。
だから複数のコイルがある場合、通常、コイルの向きは90度変えて配置するのが、まず基本である。

そういう性質をもつコイルだけに、コメントにもあるように、パワーアンプからの漏洩磁束の影響を受けやすい。
ただ、これもケース・バイ・ケースでもある。

Date: 2月 7th, 2010
Cate: サイズ
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サイズ考(その65)

この項の(その37)で、スピーカーシステムのネットワークのアース線を分離していくことを書いた。

これを実際にやるとなるとアース線の本数が一挙に増えるため、それぞれのアース線がアンテナとなり、
強電界地区の多い都会では、逆にデメリットに変っていくかもしれないと考える人もいるだろう。
それにいままで使ってきたスピーカーケーブルをそのまま使うことができないという面もある。

だが、もう少し考えてみてほしいことがある。それはネットワークをどこかに置くのか、である。

ネットワークをスピーカーシステムのエンクロージュア内に収めたままでは、
アース線の多本数化によるデメリットが生じる可能性も否定できない。
だが、パワーアンプの出力端子のすぐそばにネットワークを設置すれば、
ネットワークから、それぞれのユニットに伸びていくスピーカーケーブルは、
従来の方法と同じ、プラス・マイナスあわせて2本である。

2ウェイ構成ならば2組の、3ウェイならば3組のスピーカーケーブルがあればいい。
つまり気に入ったスピーカーケーブルがあれば、それをそのまま利用できる。

そしてアンテナになるかもしれないという不安も、アース線の配線を短くすることで回避できる。

すべてを短く、小さくすることは不可能だけに、どこを優先していくのかの見極めが大事なことはいうまでもない。

Date: 2月 7th, 2010
Cate: サイズ

サイズ考(その64)

トランスをむやみやたらに使え、とすすめているわけではない。
質の高いトランス(残念ながら数は少ない)を、適切な使い方でもちいれば、
信号ループの複雑化をある程度防ぐことが可能である、ということを第一に伝えたい。

アンプ(電子回路)内部にはいくつもループがあり、重なりあってもいる。
それらのループをいかにうまく整理するかが重要なポイントであるし、
配線を行なううえで、もっとも注意が必要なところではあるが、実際の部品にはそれぞれ大きさがあって、
しかも大きいものもあれば小さいものもある。

回路図上ではコンデンサーは、容量に関係なく同じ大きさで描かれるが、
実際のコンデンサーは、位相補正用の数pFのコンデンサーと、
電源部の10000μFをこえる電界コンデンサーでは、そのサイズ比はかなりのものだ。

つまりアンプの実装技術において、すべての信号ループを小さく配線することは無理である。
だから重要な箇所のループを優先的に小さく処理していくことが求められる。

どこを重要な箇所と捉えるのかは、それぞれの技術者によって微妙な異るかもしれぬ。
ここにも、技術者の力量がはっきりと現れる。

Date: 1月 31st, 2010
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サイズ考(その63)

ならばパワーアンプの入力にトランスをいれて、トランス出し・トランス受けとする方法がある。
ただこの場合でも、パワーアンプの入力にいれたトランスの2次側をどう処理するかが問題になる。

600Ω:600Ω(1対1)のトランスを使うのであれば、インピーダンス整合の問題に関しては、
同じことのくり返しになるし、2次側のインピーダンスが10kΩ程度のものを使うという手もあるが、
これですっきり解決というわけではない。

それにトランス・トランスと重なると、互いの巻線同士の共振を抑えるために、
レベルコントロール機能が他にあっても、数dB程度のアッテネーターを挿入してダンプする必要がある。

そんなふうに考えていくと、結局、トランスを受けるには、反転アンプが、
いまのところ、もっとも望ましい方法である。
さらに反転アンプの入力抵抗を取り払い、
いわゆるI/V変換回路にして、トランスの600Ω出力を受けるという手もある。

トランスを、I/V変換アンプで受けている市販のアンプは存在しないと思っていたが、
去年入手したスチューダーの回路図のいくつかを見ていっていたら、
40Wという、ラックマウント型のパワーアンプの入力部が、そうなっていたのに気がついた。
さすがスチューダー、である。

Date: 1月 31st, 2010
Cate: サイズ

サイズ考(その62)

トランスをかませたコントロールアンプの出力を、どう受けるのがいいのか。

一般的にライントランスの2次側のインピーダンスは600Ω。
アンバランスのローインピーダンス出力、ハイインピーダンス入力とは異り、
トランス出力の信号はインピーダンス整合は、とうぜんのルールとなっている。

600Ωであれば、パワーアンプの入力インピーダンスを600Ωに下げるために、
入力に600Ωよりもすこし高めの抵抗を並列に取りつければ、ほぼ600Ωとなる。

パワーアンプの入力インピーダンスが10kΩ(この場合も、入力に並列に10kΩの抵抗がとりつけてある)だとして、
合成値が600Ωになるには、640Ωの抵抗が必要になる。
640Ωの抵抗と10kΩの抵抗は、約15:1。つまりラインケーブルを流れてきた電流の大半は、
640Ωの抵抗を通ることになる。
10kΩの抵抗を通る電流は、その1/15と少ない。

パワーアンプの入力に必要なのは電圧であって、電力ではないから、
電流の多くが、640Ωの抵抗を通ったところで問題はない、といえば、理屈の上では、実際にそうだ。

とはいえ、精神衛生上はなんとなくすっきりしないし、
単に抵抗でターミネイトしただけでは、音もかんばしくないことが多い。

Date: 12月 16th, 2009
Cate: サイズ

サイズ考(その61)

ループ的に独立した2系統の出力を得るのに、いまのところ最適なのはトランス出力だろう。
2次側の巻線が2つ以上あるトランスを使えば、ループの問題はほとんど解決する。

そうなるとトランスを積極的に利用したくなる。
つまりサーロジックのサブウーファーの導入が、
トランスの負性インピーダンス駆動のことを思い出すきっかけとなった。

トランスの負性インピーダンス駆動の実験の前に、トランスの2次側の巻線の接続を変えて、
2系統の出力が得られるようにしてみる予定だ。

トランスによって、サーロジックのサブウーファーの信号系と、
メインスピーカーのパワーアンプまでの信号系が、ループ的には独立する。

実際にストレーキャパシティの存在によって、トランスの、ふたつの2次側巻線は、
高周波においてはループが形成されてしまい、完全な独立とはいえない。
けれど、トランスなしの状態で、コントロールアンプの出力を並列に取り出すよりも、
ずっとすっきりし、ループのサイズも小さくなる。

Date: 12月 13th, 2009
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サイズ考(その60)

まず考えたのは、ラインアンプを2組設けることである。そうすれば出力端子は、
それぞれ独立して互いに影響し合うことを極力抑えられる。

とはいうものの、JC2やテァドラからフォノアンプのモジュールやカードを外した時の音を聴いた経験からすると、
アンプの数を安易に増やしたくはない。

フォノイコライザーアンプは、ラインアンプに対して直列に存在する。
もう1組のラインアンプは並列の関係にある。
だからフォノイコライザーアンプの存在がライン入力の音に及ぼす影響と、
ラインアンプがもう1組増えることによる音の影響は、必ずしも同じ変化で、同程度の変化ではないだろうが、
電源を完全に分離できない以上は、電源を介してのループの問題は依然残るし、
ノイズの干渉などについて考えると、2組のラインアンプを用意することは、賢明な手法とは思えない。

次に考えたのはラインアンプの出力段を複数設けることである。
この場合、ラインアンプは1組で、
トランジスターならば、エミッターフォロワーなりコレクターフォロワーの出力段を、
2組の出力が必要であればラインアンプの終段に2組設ける。
NFBはそれぞれの出力からかける。

2組のラインアンプを用意するよりは多少スマートではあるが、
アンプに電源が必要である以上、やはりループの問題を確実に解決できるわけではない。

Date: 11月 29th, 2009
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サイズ考(その59)

出力を2系統もつコントロールアンプはいくつかあるが、その大半は2組の出力端子を単に並列接続しているだけで、
2系統のオーディオ機器が並列に接続される場合のループについて配慮されているわけではない。

出力端子ごとにラインアンプを専用にそなえている、
つまり2組(4チャンネル分)のラインアンプをもつコントロールアンプがあったとしても、
コントロールアンプ、パワーアンプ間の信号ループの重なりがすこし減りはするものの、
電源部まで含めたループは、いまだ複雑なままである。

それにモジュール形式のコントロールアンプで、ライン入力の音を聴くさいに、
フォノイコライザーモジュールを取り外すと、それだけで音は改善される。

私が実際に試した例ではマークレビンソンのJC2、GASのテァドラだが、
どちらもフォノイコライザーがなくなりラインアンプモジュールのみとなると、
あきらかな聴感上のSN比の向上だけでなく、
音場感の広がり、余韻の消えていくさまの表情が際立ってくる。

それに力強さも増す。

不要なモジュールがなくなったことによる電源部の余裕が増したこと、
フォノイコライザーモジュールが発するノイズがなくなったこと、などによる音の変化である。

Date: 11月 28th, 2009
Cate: サイズ

サイズ考(その58)

通常、サブウーファーを加える際には、チャンネルデバイダーを用意し、
メインスピーカーのローカットと、サブウーファーのハイカットを行うとともに、信号を分岐する。

サーロジックのサブウーファーはエンクロージュア内部に、
チャンネルデバイダーとパワーアンプをおさめているおかげで、コントロールアンプの出力を分岐し、
メインスピーカー用のパワーアンプとサーロジックの入力端子に接ぐだけですむ。

使いやすい仕様であることは認めるが、信号のループについて考えると、この接続方法で万全とは、やはりいえない。

Date: 11月 27th, 2009
Cate: サイズ

サイズ考(その57)

1989年に思いついたトランスの負性インピーダンス駆動の実験は、まだだ。

このころは、まだ信号系のループについての明確な考えを確立しておらず、
トランスの附加を、トランスという「音味」を、
うまみだけを抽出してシステムにとり入れたいという観点からの発想から捉えていて、
技術的な必要性をつよく感じていたわけではなかったことも、
実験をここまでやらずにほったらかしにしていた。

けれど10年ほど前から信号のループにどう対処するか、そしてサーロジックサブウーファーの導入によって、
コントロールアンプの出力にトランスを附加することを真剣に考えている。

Date: 11月 24th, 2009
Cate: サイズ

サイズ考(その56)

トランスの巻線に、超電導ワイヤーが使われるようになったら、
トランスの性能、音も、大きく変化していくことだろうが、それがいつの日なのかはまったく想像できない。

まだ世の中に現れていないトランスよりも、目の前にあるトランスのよさをできるだけ活かし、
悪さをいかに抑えるか、であるが、コントロールアンプの出力に使うのであれば、
トランスを負性インピーダンス駆動するという手がある。

負性インピーダンス駆動といえば、1988年に、ヤマハがAST(のちにYSTに改称)方式で、
バスレフ型スピーカーと負性インピーダンス出力のパワーアンプを組み合わせることで、
コンパクトなサイズで、驚くほどの低音再生を可能したことを覚えておられるだろう。

AST方式は、ウーファーのボイスコイルの直流抵抗を、負性インピーダンスで打ち消すことで、
バスレフの動作を、より理想的に環境に近づけることに目指したものである。

じつはトランスの巻線の直流抵抗を打ち消すということは、このAST方式からヒントを得た。
AST方式は、なにか新しい技術を開発したというよりも、
以前からあったふたつの技術を組み合わせることによる相乗効果によるものといえよう。

組合せが生みだす面白さが、AST方式にはある。
そして、この発想は大いに真似したいものだ。
だから、トランスと負性インピーダンス駆動の組合せを思いついた。

Date: 11月 24th, 2009
Cate: サイズ

サイズ考(その55)

トランス固有の音を嫌う人がいるのはわかっているし、
私自身も、トランスであれば全てのものがいいと思っているわけではない。
すぐれたトランスを適切に使えば、という前提で書いているし、
けれど、残念なことにすぐれたトランスは、そう多くはない。

いわゆるトランス臭い音は、トランス本体がすぐれたものであっても、
シールドケースの処理が不適切であれば、そのよさが失われるだけでなく、
むしろトランスの悪さを目立たせてしまうことにもなる。

使っていないトランスが手元にあって、それがシールドケースが被さっているものであれば、
面倒な作業ではあるが、そのシールドケースを取りさって音を聴いてみればわかる。

シールドの難しさ、シールドがどれだけ音を変えていくのか、がはっきりと聴きとれる。

なにもトランスにシールドケースは不要といいたいわけではない。
ただすぐれたトランスが少ない以上に、すぐれたシールドを施したモノは、さらに少ないのではなかろうか。

あくまでもウワサではあるが、1980年代に作られていたアメリカのTRIADのHSシリーズの中身は、
日本のタムラ製だった、ときいている。
ただシールド(ケーシング)だけはTRIAD社で行なっていたらしい。

そして、トランス臭い音を生みだすもうひとつの原因は、巻線の直流抵抗にあるように思う。