サイズ考(その57)
1989年に思いついたトランスの負性インピーダンス駆動の実験は、まだだ。
このころは、まだ信号系のループについての明確な考えを確立しておらず、
トランスの附加を、トランスという「音味」を、
うまみだけを抽出してシステムにとり入れたいという観点からの発想から捉えていて、
技術的な必要性をつよく感じていたわけではなかったことも、
実験をここまでやらずにほったらかしにしていた。
けれど10年ほど前から信号のループにどう対処するか、そしてサーロジックサブウーファーの導入によって、
コントロールアンプの出力にトランスを附加することを真剣に考えている。