4343における52μFの存在(その30)
ミッドハイ、トゥイーターのハイパス(ローカット)の減衰特性が、
この52μFのコンデンサーによって変化するかどうかだが、
まず影響を受けることはないと考えられる。
JBLが、4343の各ユニットの、ネットワークを経由した周波数特性をグラフで示してくれていれば……、と思い、
あれこれ探してみたが、少なくともネット上では見つけ出せなかった。
けれど、意外なところに,欲しいものは見つかった。
ステレオサウンドの52号の166ページに、インピーダンス特性とともに、
4343の、いわゆるクロスオーバー特性のグラフが載っている。
これをみれば一目瞭然だが、ミッドハイとトゥイーターの減衰特性が、
途中から変化して、より急峻になっている、ということはない。
もっとも、このグラフをみなくとも、4343のバイアンプ駆動時、4340では、
またくり返すことになるが、このコンデンサーはない。
ミッドハイ、トゥイーターの減衰特性に関係しているのであれば、
52μFのコンデンサーを使っているはずである。
それでは、いったい、なぜ52μFのコンデンサーを経由させているのだろうか。