オーディオ評論家の「役割」、そして「役目」(その3・続々続々補足)
ある現象に着目し、それを解明していくことこそ、科学的なことだと考える。
まず観察する能力が求められるのではないだろうか。
先人たちが解明したことを、なんとかのひとつ覚えのように、
ただヒステリックに、断片的にさけび、
己の勝手な主張、そして感情を押し通す・押しつけるために、
話をすげ替えていくことが、科学的なことだとはいえない。
オーディオにおける観察する能力とは、
まず音を聴き分ける能力であるし、その観察する環境を整えることでもある。
観察する環境とは、己の環境である。
つまり、観察する環境を整える能力は、セッティングであり、チューニングであろう。
しかもこのセッティングとチューニングにも、当然のことながら、
観察する能力(音を聴き分ける能力)が求められる。