オーディオ評論家の「役割」、そして「役目」(その3・続補足)
ケーブルの方向性による音の変化が起きることに、
それがなぜなのか、理屈では説明できないところがあったからだ。
技術者の方も、ケーブルの方向性によって音が変化することは確認されていた。
こう書くと、たぶん、どん吉さんは、その技術者もオカルトであり、
そのメーカーもオカルトだと断定されるだろう。
そうされたければ、ご自由・ご勝手に、というしかない。
人の意見を耳を貸す心のゆとりがまったくない人ならば、自分の意見をいうのは控えるべきだ。
ケーブルの方向性が発生する理由について、彼らもあれこれ探っている、と話してもらえた。
いくつかの理由が候補としてあるけれども、実際の製造・出荷の過程を考えると、
それらが理由とは断言できない、ということだった。
ケーブルの方向性によって音が変わる理屈が、現時点では見つからないから、といって、
なぜ「オカルト」だと断言できるのか、私には、そのことが「オカルト」であるし、
「複雑な幼稚性」と言いたい。
オーディオは科学技術の産物である、が、その「科学」がすべて解明しているわけではない。
なぜ、この大事な前提が、すっぽり頭から抜け落ちているのだろうか。