Date: 4月 6th, 2010
Cate: 4343, JBL
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4343における52μFの存在(その24)

2230と2231の、もっとも大きな違いは、
2230が、4ウェイ構成用のウーファーとして設計されていること、
2231は3ウェイ、もしくは2ウェイでも使用可能なウーファーとして設計されていること、だろう。

単体のウーファーとして、どちらか優れているか、
というより、汎用性の高さでは、2231ということになるだろうが、
300Hzあたりをカットオフ周波数の上限とする4ウェイにおいては、
どちらがより適しているかとなると、むしろ2230かもしれない。

4345のウーファーは、18インチの2245Hだから、2231にくらべ口径がましている分だけ、
高域の再生限界は低くなる。
JBLとしても、2245Hを3ウェイや2ウェイ用のウーファーとして使うことは考えていないはず。

2245Hは、最初から4ウェイ専用のウーファー、
つまりカットオフ周波数が300Hz前後で使用するウーファーとして開発されているように思える。

となると2231や2235に採用した質量制御リングよりも、コーンの裏面にランサプラス処理を施したほうが、
目的に合致するのかもしれない。

こんなふうに考えていると、4343に2230がウーファーとして採用されていれば、
どうだったろうか、とついつい思ってしまう。

4343には白いコーンのウーファーは似合わないだろう。
だから、2245Hのようにコーンの裏面に処理を施した15インチのウーファーが、
もし存在していたら……と夢想する。

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