218はWONDER DACをめざす(その26)
輸入盤と国内盤の音の違いは、LPの時代だけでなくCDになってからでもあった。録音がアナログからデジタルに移行してからでもあった。
輸入盤と国内盤の音の違いは、だからといって共通認識とはいえない、とも思っている。
たしかに音の違いがある。けれど、その音の違いをどう捉えているのかは、
輸入盤といっても、主に聴く音楽によってはアメリカ盤を指すこともあれば、イギリス盤、ドイツ盤を指すこともあるからだ。
私が二台の218を聴き比べて、輸入盤と国内盤の音の違いに通じると感じたのは、ここでの輸入盤はクラシックにおける輸入盤(それもLP)であり、
ヨーロッパからの輸入盤であり、主にドイツ盤といってもいい。
こんなことを書いていると、メリディアンの218の実力を誤解する人がいるかもしれない。
ノーマルの218と私が手を加えた218には、はっきりとした音の違いがあるけれど、
その違いがうまれてくるのは、218の素性がよく、しっかりしたものだからだ。
手を加えたといっても、それはマジックではない。
どうしようもないオーディオ機器に手を加えても、さほど成果は得られない。
どういう手を加えるかにもよるが、手を加えるほどに良くなっていく機種もあれば、
変ったことには変ったけれど……、となってしまう機種もある。