2014年ショウ雑感(その11)
インターナショナルオーディオショウの前身である輸入オーディオショウも第一回開催のとき、
前日の夕方に会場となる九段下のホテルに行っている。
輸入商社のスタッフの方たちが器材の搬入、開梱、設置など慌ただしくされているところへおじゃました。
ショウの前日搬入、しかもホテルという、搬入条件の決してよくないところへ、
いくつもの搬入が重なるわけだから、想像するよりも大変な作業であったはずだ。
それでも誰もが活き活きとされていたように記憶している。
オーディオフェアの会場に開催前に行った時に感じた雰囲気とはまるで違っていて、
ショウとしての規模は比較にならないほど小さくなっているけれど、いい感じがしていた。
オーディオフェアも先輩に連れられて取材に行っている。
けれど、あくまでも取材であり、そこへ参加しているというようなことは感じなかった。
けれど輸入オーディオショウは、もちろん初日に取材で行っているわけだが、
どこか参加していると感じさせてくれる雰囲気があったように記憶している。
輸入オーディオショウには、オーディオフェアのようなブースはない。
ホテルの部屋が、各出展社のブースであり試聴室である。
ようするに、こぢんまりとしている。
このこぢんまりとしているところから始まったことが、
輸入オーディオショウ(いまのインターナショナルオーディオショウ)のいいところでもあり、
ここ数年感じられるようになってきた悪い面にもなってきているのではないだろうか。