Date: 10月 7th, 2014
Cate: ジャーナリズム, 川崎和男
Tags:

Mac Peopleの休刊(その6)

何をしてきたのか。
ある日からしてきたことは、Design Talkを読みつづけることだった。

読んでいくうちに、オーディオマニアだということがわかった。
草月ホールでの講演をきいたとき、もしかしてオーディオマニアなのだろうか、とおもいはしたけれど、
確信は持てなかった。

Design Talkには、真空管アンプのことも書かれていた。
モノーラルで一台のみ、とあった。
少しずつわかってきた。
JBLの4343を鳴らされていることもわかった。

オーディオという共通項がある。
そのことで会えるようになるのかどうかはわからなかったけど、わかっただけで嬉しかった。

それでもDesign Talkを読むしかなかった。
1996年、名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授に着任されることをDesign Talkに書かれていた。
この号のMAC POWERを読んだ日のことも、はっきりと憶えている。

雨が降っていた。
車の助手席で読んでいた。

この日ほど、金のない口惜しさを痛感した日はない。

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