Archive for category 1年の終りに……

Date: 12月 5th, 2017
Cate: 1年の終りに……

2017年をふりかえって(その3)

2017年は、Blu-Ray Audioにどう取り組むのかについて考え始めた年でもある。

2012年に、ショルティ指揮のニーベルングの指環の限定盤が発売になった。
新たにリマスターされた17枚組のCDの他に、
24ビット、96kHzのBlu-Ray Audioがついていた。

このころはまだBlu-Ray Audioを、
いつか本格的に導入することになるんだろうな……ぐらいの気持だった。

今年ドイツ・グラモフォンはBlu-Ray Audioに積極的である。
カラヤンのニーベルングの指環も、Blu-Ray Audioで出た。
他にもオペラがいくつもBlu-Ray Audioになっているし、
交響曲全集もBlu-Ray Audioとなっている。

ドイツ・グラモフォンが来年以降も積極的であれば、
Blu-Ray Audioの導入を真剣に考えなければ……、と今年になって思い始めた。

とはいえBlu-Ray Audioを再生するプレーヤーはどうするか。
多くの人が思い浮べるのは、あのメーカーのプレーヤーだろう。

どのメーカーなのかは書かないが、個人的に、そのメーカーのプレーヤーは使いたくない。
製品そのものがいいとか悪いとかではなく、
輸入元がどうもうさんくさく感じられて、はっきりいえば嫌いである。

それにそのメーカーの本国(どこが本国なのかもあえて書かない)のウェブサイトには、
違法ダウンロード先へのリンクが張られていたこともある。

音さえ良ければ、さらに安価であればなお良い、と思える人は、
そのメーカーのプレーヤーを使えばよいが、
私は別項「オーディオは男の趣味であるからこそ」で書いているように、
そんなモノは買いたくないし、使いたくない。

ならばパソコンでBlu-Ray Audioをリッピングして、という方法か。
そんなことを真剣に考え始めた一年である。

Date: 12月 3rd, 2017
Cate: 1年の終りに……

2017年をふりかえって(その2)

今年をふりかえってのことでいえば、やはり「THE DIALOGUE」である。
菅野先生録音の「THE DIALOGUE」を、ひさしぶりに聴いた(鳴らした)。

「THE DIALOGUE」はステレオサウンドにも、試聴レコードとして何度も登場していた。
瀬川先生が熊本のオーディオ店に招かれて来られた時も、
菅野先生が一度だけこられたときも、「THE DIALOGUE」は鳴っていた。

私にとっての「THE DIALOGUE」は、JBLの4343とともにあった、といえる。
4343で聴いた「THE DIALOGUE」の音が、いまも基準となっているところが残っている。

それがいまも心象として刻まれているから。

今年「THE DIALOGUE」を、喫茶茶会記でのaudio wednesdayで何度鳴らしたことだろう。
それこそ耳にタコができるくらいに聴いている。

それでも、聴くたびにスリリングである。
前回よりも今回がよりスリリングであるように、
今回よりも次はもっとスリリングに鳴るようにこころがけている。

この試みは、今年だけではなく来年もしつこくやるつもりだ。

Date: 12月 2nd, 2017
Cate: 1年の終りに……

2017年をふりかえって(その1)

今年も残り一ヵ月を切った。

今年も新しい人たちと出あえた。
古い友人との30年ぶりぐらいの再会もあった。
オーディオがもたらしてくれた人とのつながりである。

一年後も、同じことを書いている、とおもう。

2017年のふりかえって、書きたいと思っているのは、
ZOZOSUITの登場である。

いろいろなところで取り上げられているから、ZOZOSUITがどんなものなのかの説明は省く。
それにしても、こんなものが三千円という値段がつけられているが、
実質的には無料で配られていることにも驚く。

無料でなくとも、三千円という価格なのも驚きだ。

ZOZOSUITのニュースを見て、まっさきに思ったのは、
自転車好きとしては、フレームのオーダーメイドが、
より簡単により正確になっていくはずだ、であった。

自転車のポジショニングに関しても、ZOZOSUITで得られた情報を元に割り出していけるはず。

自転車の世界にもたらすものを考えながらも、
オーディオの世界には、なにかもたらしてくれるのかだろうか。

すぐには思い浮ばない。
けれど、ZOZOSUITそのものではなくとも、
ZOZOSUITの技術を理由しての何かは、オーディオの世界でも役に立つはずだ、と思う。

ZOZOSUITのニュース以降、形がはっきりしてこないだけに、もやもやしたものを感じている。

Date: 12月 31st, 2016
Cate: 1年の終りに……, デザイン, 書く

2016年の最後に

2015年の最後に書いたのは「2015年の最後に」だった。
「2015年の最後に」が6000本目だった。

ちょうど一年が経ち、「2016年の最後に」を書いている。
7004本目である。
7000本目はベートーヴェンの「第九」について書いたものである。

どうにか一年で1000本を書くことができた。
書いている過程で、「2015年の最後に」で書いたことを何度か思い出していた。

どれだけ書けただろうか、とふり返りたくなるが、
明日になれば7005本目を書く。

Date: 12月 30th, 2016
Cate: 1年の終りに……

2016年をふりかえって(その7)

今日は12月30日。
今年もあとわずかだというのに、今日一日何をしていたかというと、
3月のライオン」を一話から見ていた。
11話すべて見た。

さらに前半総集編も見ていた。

音楽はくり返し聴いても、映画やドラマはあまりくり返しはしない。
短期間でのくり返しはほとんどない。
にも関わらず「3月のライオン」は短期間でのくり返しで見た。

一本あたり約25分。
総集編をふくめて12本だから約六時間費やした。

オープニングもエンディングも飛ばさずに見た。
無駄な見方であり、無駄な時間の過ごし方ということになる。

この六時間をブログ書きに費やせば、けっこう本数書ける。
でも見ていた。
ほぼ続けて見ていた。

誰とも話すことなく独りで見た。
寂しい年末の過ごし方といえば、そうだ。

そんなことはわかったうえで見たのだ。
2016年の終りに、この作品と出あえて良かった、と思っている。

50もすぎれば時間が過ぎ去っていくのを早く感じるものとはいえ、
短いようでいて一年はやはり長い。

あれこれあるものだ。
そして感じることがある。
オーディオに限っても、いろいろあった。

だから「3月のライオン」をもう一度一気に見た。

Date: 12月 30th, 2016
Cate: 1年の終りに……

2016年をふりかえって(その6)

聴く機会はないが、
サイモン・ラトル/ベルリン・フィルハーモニーのダイレクトカッティング盤の登場は、
私にとっては、今年イチバンのニュースである。

アナログディスクのブームにのっかって、安易な製造をしているところもある。
アナログディスクの売行きが伸びているのはニュースで知ってはいる。
だからといって、アナログディスク・ブームとは捉えていない。

そういうところに、ベルリン・フィルハーモニーのダイレクトカッティング盤である。
どこか気概のあるレーベルが、ダイレクトカッティングに挑戦してくれないか、
と思っていた。でもそれは音楽のジャンルに関係なく小編成のものであって、
この時代にオーケストラものが、ダイレクトカッティングされるとは、まったく予想していなかった。

ダイレクトカッティング盤だから、当然限定である。
日本の割当は500セット(六枚組である)。
価格は89,000円(税抜き)。

すぐに売りきれるものだと思っていた。
欲しい、と思う人だけでなく、転売目的で買う人もいるからだ。

エソテリックが出しているSACDも、転売目的で買う人が少なくないと聞いている。
そういう時代だから、予約だけで売切れだと思っていたら、
意外にもまだ在庫が残っている。

ベルリン・フィルハーモニーのfacebookでも、まだ買えることを伝えている。

Date: 12月 24th, 2016
Cate: 1年の終りに……, デザイン

2016年をふりかえって(その5)

2016年夏あたりから、2020年の東京オリンピック/パラリンピックのエンブレムが、
街中で見かけるようになった。

学校にも、スーパーにも、企業のピルでも、
いろんなところで、ようやく決ったエンブレムが飾られている。

大きなサイズのものである。
オリンピックとパラリンピック、ふたつのエンブレムが飾られているから、
見ていて、最初に選ばれた(といえるのだろうか)佐野研二郎氏のエンブレムでなくてよかった、
と心底思った。

頭の中で、例のエンブレムが飾られているところを想像したからである。
あのエンブレムが、このサイズで街のいろんなところに飾られたとしたら……。

この東京オリンピック/パラリンピックのエンブレムの件では、
デザイナー、デザインに対しての誤解が生れ、広まったといえる。

しかもエンブレム問題に留まらず、
その後も、いわゆるパクリがインターネットで指摘される事態となった。

そして今年11月には、東京デザインウィークでの事故(事件)が起った。

デザイナーと呼ばれる、呼ばれたい、ごく一部の人たちの起したことが、
デザイン、デザイナーをより誤解させ、貶める。

こんなことをやらかしてしまう人たちをデザイナーと呼んでいいのだろうか、という疑問がある。
でも、世の中ではデザイナーと呼ばれている。

ならば本来の意味でのデザイナーと呼ばれるにふさわしい人をなんと呼べばいいのだろうか。
心あるデザイナーの中には、デザイナーという呼称を拒否したいと思う人もいよう。

デザイン(design)に現在進行形のingをつけると、
このブログにも使っているdesigningになり、過去形をつけるとdesignedである。

いまのごく一部のデザイナーと呼ばれていても、
デザイナーとは到底呼んではいけない人たちがやらかしたこと、やらかしていることによって、
designにつくのは、ingでもedでもなく、deadなのかもしれない。

design + dead = designdead

Date: 12月 15th, 2016
Cate: 1年の終りに……

2016年をふりかえって(その4)

JBLの70周年記念モデルが、4312SEであったから、
今年一年をふりかえって気になるスピーカーとはいえない。

今年の新製品で気になったスピーカーは、ひとつある。
ヤマハのNS5000がああいう結果になってしまったから、NS5000ではなく、
ソナス・ファベールのCHAMELEON Bという小型スピーカーである。

サイドパネルを交換できることが特徴なだけに、あなどっていた。
インターナショナルオーディオショウでのノアのブース。
入った時に、ちょうどCHAMELEON Bに切り換えられているところだった。
ワディアのシステムで鳴らされていた。

ソナス・ファベールは、フランコ・セルブリンによって設立されたスピーカーメーカーである。
セルブリンを、スピーカーづくりの達人もしくはそれ以上の存在と評価している人もいる。

セルブリンのつくったスピーカーはすべて素晴らしい、という人もいる。
私はそこまでは思っていないけれど、セルブリンが離れてしまったソナス・ファベールには、
正直興味がなくなっていた。

にも関わらずCHAMELEON Bから鳴ってきた音は、もう少し聴いていたいと思わせた。
まったく期待していなかったスピーカーだけに驚きが先に立ったが、
聴いていくうちに、好ましいスピーカーだと実感できた。

ワディアのシステムも大袈裟ではない。
CHAMELEON Bも同じだ。

他のアンプでも聴いてみたいと思っていたけれど、
ワディアのシステムとの相性も良いように感じた。

Date: 12月 14th, 2016
Cate: 1年の終りに……

2016年をふりかえって(その3)

ハーマンインターナショナルに関することで、もうひとつある。
JBLの創立70周年記念モデルのことだ。

一方的に、勝手に私は期待していた。
EverestシリーズのトップモデルとしてDD66000が60周年記念モデルだったから、
K2シリーズのトップモデルとして、JBL ProfessionalのM2をベースにしたスピーカーが出る、
そう思い込んでいた。

見事に外れてしまったわけだし、実際に登場した70周年記念モデルの4312SEも、
音を聴いてみると、納得できるのかもしれないが、
そうであったとしても一抹の寂しさは拭えない。

70周年記念モデルがそうであったということは、もしかすると75周年記念モデルが……、
などという期待も持っている。

70周年よりも75周年なのかもしれない──、
そう思いはじめたところに、ハーマンインターナショナル買収合意のニュースだった。

五年後、ハーマンインターナショナル、JBLがどう変化しているのか、
まったく予想できない。
そう大きくは変化していないのか、それとも大きいといいたくなる変化をしているのか。

勝手な妄想にすぎないのだが、
JBL創立75周年記念モデルには少なからぬ影響があるような気がしてならない。
(そんなモデルはまったく存在していないのかもしれないが……)

Date: 12月 12th, 2016
Cate: 1年の終りに……

2016年をふりかえって(その2)

あと三週間ほどあるから、
もっと大きなニュースが飛び込んでくる可能性がまったくないわけではないが、
オーディオ業界で今年もっとも大きなニュースといえば、
サムスンによるハーマンインターナショナル買収合意の件だ。

このニュースを、ステレオサウンドはどう取り扱うのか。
それを楽しみにしていたけれど、201号の内容をウェブサイトで確認した限りでは、
記事にはなっていないようである。

やっぱりな、と思ったし、そういうものか……、とも思った。
ニュースは11月14日だったから、
週刊誌、月刊誌にとっては十分な時間であっても、
季刊誌のステレオサウンドにとっては一本の記事をつくるには不十分な時間だったのかもしれない。
来年春の202号に載るのかもしれない(載らないと思っているけれど)。

SNSでは、このニュースに対して悲観的なコメントが圧倒的だったけれど、
少なくともこのニュースのおかげで、ハーマンインターナショナルという企業の、
オーディオマニア的な立場からは見えていなかったところの一部を知ることはできた。

このブランドの、この部門も持っていたのか、ということも知ることができた。

日本にあるハーマンインターナショナルの体制も数年前に大きく変っている。
そのこともあって、インターナショナルオーディオショウからハーマンは撤退した。
大阪のオーディオショウではJBLを聴けても、
東京のオーディオショウではJBLが聴けないという状況が、当り前になりつつある。

ユーザー、オーディオマニアの望むところとは無関係に、企業は変化していっている。
時に非常に大きく変化することがある。

サムスンによる買収で、まったく何も変化しないということはありえない。
何が変化していくのか、変化しないのか。
どう変化していくのか。

その変化を、オーディオ・ジャーナリズムは読み手に伝えてくれるのだろうか。

Date: 12月 10th, 2016
Cate: 1年の終りに……

2016年をふりかえって(その1)

2016年も、あと三週間ほどで終る。
今年は、毎月第一水曜日に行っているaudio sharing例会(次回からはaudio wednesday)で、
音を鳴らしたことが、今年の個人的な「今年をふりかえって」の筆頭に来る。

2011年2月から始めた。
来年1月で丸六年になる。
来てくれる人は少ない。

音を鳴らすようになったからといって、増えたりもしなかった。
話題の新製品の試聴を行っているわけではないし、
そんなところだろう、と受けとめている。

来てくれる人は、毎回楽しみにしてくれていると、思っている。
楽しまれている、とも思っている。

今年は九回、音出しを行った。
実験的な要素を、どこかに加えての音出しだった。

先日行った12月のaudio sharing例会でも、実験的なことをふたつほどをやっている。
今年やった実験的なことで大きかったのは、
やはり直列型ネットワークである。

ここでもウーファーとトゥイーターのどちらを優先する接続をするかに対して、
バイワイアリングでも直列型ネットワークでも、ウーファーを優先するということは、
変わりないということが、はっきりした。

ただし直列型ネットワークの場合の、ウーファーを優先する場合の接続方法は、
最初に考えていたのとは逆になる。

音を聴いて判断したうえで、もう一度回路図を見て考え直せば、
直列型ネットワークで、どちらの接続方法がウーファーを優先することになるのかは、
試聴結果と一致する。

九回の音出しをやりながら、
ステレオサウンド試聴室での試聴時の気持を思い出していた。

Date: 12月 31st, 2015
Cate: 1年の終りに……, デザイン, 書く

2015年の最後に

これが6000本目になる。
予定では、早ければ11月中に、遅くても12月上旬には6000本目を書いているはずだったが、
ここまでずれ込んでしまった。

四年後の2020年の暮れには10000本目を書き終えて、
このブログにも大きな区切りが来る。

あと4000本。
どれだけのことを書いていけるだろうか……、
そんなことは実は考えていない。

考えているのは、デザインとデコレーションの違いと文章との関係について、である。
音について語る際に、気をつけなければならないのは、
ややもするとデコレーションな文章に傾くことだ。

これまでにデザインとデコレーションの違いについて、私なりに書いてきた。
これからも書いていく。

書きながら、デザインとデコレーションの違いについて考えている。
そして、それについて書く文集が、デコレーションなものになっていては……、と思う。

オーディオ雑誌を開けば、安っぽいデコレーションな文章がそこかしこにある。
デザインとデコレーションの違い・区別がわかっていない文章が溢れている。

デコレーションの技だけに長けた文章を、高く評価する人も少なくない。
そういう書く技だけを磨いてきた人を、私はどうしてもオーディオ評論家とは呼べない。

評論とは何か、論とは何か。
文章そのものがデザインともっともっと結びつかなくて、どうしてオーディオ評論といえるだろうか。

2016年から2020年までの四年間の4000本のうち、
何本、デザインといえるものを書けるだろうか。

Date: 12月 29th, 2015
Cate: 1年の終りに……

2015年をふりかえって(その9)

そもそも較べること自体がおかしいのはわかっていても、
やはりKK塾での講師の方々の講演をきくと、
インターナショナルオーディオショウで、講演と称されているものは、いったい何だろうか、と考える。

聞いていて楽しい話がまったくないとは、私だって言わない。
けれど、その楽しい話は楽しいけれど、講演とは呼べない。

例えば映画。
映画を観終って映画館を出る。
「あー、楽しかった」といいながら映画館を後にした瞬間に、
ついさっき観たばかりの映画の内容をほとんど憶えていない、ということもある。

そういう映画をくだらない、とは思わない。
二千円近い入場料を払い、一時間半から二時間ほどの映画を観る。
その時間が楽しければ、映画の内容をほとんどおぼえていなくとも、
それは映画として楽しめたわけで、「あー、楽しかった」と口にしているくらいだから、
入場料をもったいない、とは感じていないわけでもある。

そういう映画もあれば、オープニングのシーンからこまかなところまで憶えてしまう映画もある。
どちらも同じ入場料で観れる映画であり、私はどちらの映画も好きである。

このふたつの映画を比較して、前者の映画をみたのはもったいなかった、とは思わない。
映画にはさまざまな作品、ジャンルがあるのを映画を観にくる人はあらかじめわかっているからだ。

この理屈でいけば、KK塾での講演だけでなく、
インターナショナルオーディオショウの講演と称されているものも講演なのではないか、
そうなるわけだが、それでも私には、やはり講演とはどうしても思えない。

講演とは思えないから、
インターナショナルオーディオショウで講演と称するものをやっている人たちを、
どうしてもオーディオ評論家とは思えないのだ。

オーディオ評論家ではなく、オーディオ随筆家、オーディオ漫筆家であれば納得するのかもしれないが……。
オーディオの講演と呼べるものが、来年は聞けるだろうか。

Date: 12月 28th, 2015
Cate: 1年の終りに……

2015年をふりかえって(その8)

ここまででスピーカーシステム三機種、ヘッドフォン・イヤフォンを二機種、
パワーアンプが一機種、本が一冊、ドローンという話題でもうひとつで、八つあげた。

あとふたつで十なのだが、ひとつは決っているが、もうひとつが思いつかない。
結局、あとひとつしか書けそうにない。

なので、これが最後のひとつとなる。
それは10月から始まったKK塾である。

オーディオとは直接関係のないことのように思われるかもしれないが、
今年、これほどオーディオに関して刺激的であったことは、他にない。
私はオーディオマニアだから、KK塾できいたこと(学んだこと)をオーディオに変換して考えてしまう。

そういう私にとって、KK塾はオーディオに直結している。
オーディオそのものである、といえる。

ここであれこれ書くことはできるけれど、とにかく五反田のDNPホールに来てほしい。
来年の春までにあと四回開催される。

Date: 12月 27th, 2015
Cate: 1年の終りに……

2015年をふりかえって(その7)

2014年にくらべて2015年の今年、頻繁にニュースに登場してきた言葉に、ドローンがある。
インターネットのニュースサイトでも、ドローンのことが取り上げられることが多かった。
それだけ、いろんなドローンの写真を見た。

そうやってドローンの写真を見るたびに連想していたのは、アナログプレーヤーのことである。
ドローンとアナログプレーヤーが重なって見えてくる。

アナログプレーヤーにはハウリングという現象から完全に逃れることはできない。
ステレオサウンドにいたころ、水銀のプールに浮べてみてはどうなんだろう、というアイディアも出た。
面白いと思ったけど、これでハウリングから逃れられ音が良かったとしても実用的とはいえない。

ドローンのように空中に浮んだらどうだろうか。
実際には空中で静止させることの難しさにぶつかるだろうから、そう簡単にうまくいくとは思えない。

それでもドローンの形は、アナログプレーヤーの形につながってくる。

アメリカのドラマ、マイノリティ・リポートでは、2065年のアナログプレーヤーが登場する。
ソニーやオーディオテクニカが以前販売していたポータブルプレーヤーを垂直に立てて使うようなモノ。

このアナログプレーヤーよりも。さまざまなドローンの形のほうが、
未来のアナログプレーヤーの形を、何か示唆しているように感じている。