Date: 10月 16th, 2015
Cate: ディスク/ブック
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「レコードと暮らし」

夏葉社から「レコードと暮らし」という本が出ている。
筆者の田口史人氏は東京・高円寺で「円盤」というレコード店を営まれている、とある。

夏葉社のサイトに書いてある紹介文には《音楽というよりも、レコードという「もの」の本です》とある。
「レコードと暮らし」に登場する235枚のレコードは、音楽ではなく、
《農協からのお知らせや、企業からの宣伝や、我が母校の校歌や、アイドルのひそひそ話など》をおさめたレコードだ。

紹介文の最後に《おもしろいです。》とある。
たしかにおもしろい。

そしてジョン・ケージの
「音楽は音である。コンサートホールの中と外とを問わず、われわれを取り巻く音である。」を思い出せる。

これはオーディオ機器の音にも深く関係している。
別項でいずれ書いていくが、
そのオーディオ機器を生み出した空間はどこなのか。

オーディオメーカーの試聴室なのか、
開発者のリスニングルームなのか、
それともオーディオメーカーの実験室なのか。

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