2015年をふりかえって(その2)
JBL PROFESSIONALのM2の存在を知ったのは、今年の春だった。
二年前にでていたモデルのことを、今年の春に知ったわけだ。
M2の存在を知ってからというもの、このスピーカーに搭載された技術が、
いつコンシューマー用モデルに使われるのか。
特にD2 Dual Driverを、なぜJBLはすぐにもコンシューマー用モデルに採り入れないのか。
このことが疑問だった。
来年のJBL創立70周年記念モデルまで採用しないのか、とまで思っていた。
そこに4367が、いきなり登場した。
見た目は4365とほぼ同じだし、型番も近いものだから、
D2 Dual Driverの採用はないものだと勝手に思っていた。
けれど、拍子抜けするくらいに、唐突に採用している。
去年からJBLの輸入元であるハーマンインターナショナルは、
インターナショナルオーディオショウに出展しなくなった。
もし出展していたら、今年のショウでは聴けたかもしれない。
4367の音は、まだ聴いていない。
聴いていないけれど、このスピーカーが悪いはずはない、という直感はある。
私としては、DD66000の登場よりも、4367の登場に昂奮している。
ただ残念なのは、そのデザインである。
D2 Dual Driverの写真を見ると、触りたくなるほどなのに、
スピーカーシステムとしての4367には、そんなことはまったく感じない。
そのためなのか、いまひとつ注目度が低いような気さえする。
スピーカーではもうひとつに気になった製品がある。
クラフトノーツというブランドのOT360である。