賞からの離脱(その10)
ステレオサウンド 41号
井上卓也「私の考える世界の一流品」
菅野沖彦「コンポーネントステレオにおける世界の一流品をさぐる」
瀬川冬樹「私の考える世界の一流品」
ステレオサウンド 49号
井上卓也「ステート・オブ・ジ・アート選定にあたって」
菅野沖彦「ステート・オブ・ジ・アート選定にあたって」
瀬川冬樹「ステート・オブ・ジ・アート選定にあたって」
上記は、私のもうひとつのブログ、the Review (in the past)で公開している、
それぞれの文章へのリンクである。
41号での文章、49号での文章、それぞれ読み比べてほしい。
あたりまえすぎることだが、41号での文章の時点では、
2年後に”State of the Art”について書くことになろうとは誰ひとりとして知るはずはない。
49号での文章では、41号での文章のことが、それぞれの人の頭の中にはあたったこととおもう。
49号での「ステート・オブ・ジ・アート選定にあたって」のなかで、
41号の「世界の一流品」についてすこしでもふれられているのは、瀬川先生だけではあっても、
それぞれの”State of the Art”の解釈から、一流品との違いが読みとれよう。