真珠の耳飾りの少女(その3)
フェルメール展の翌日(9月17日)は京都の東寺を訪ねていた。十九年前は入らなかった観智院にも行った。
恥ずかしながら、観智院に宮本武蔵の襖画があることを知らなかった。鷲の図と竹林の図がある。
宮本武蔵が22の時に描いた水墨画だから、1606年ごろなのか。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は、1665年ごろといわれている。六十年違うとはいえ、どちらも17世紀の絵である。
鷲の図、竹林の図ともに剥落がある。鷲の図の方がひどい。
いろんな条件が違うのだから、そのことをあれこれいうつもりはないのだが、ここでも「鮮度」について考えさせられる。