ワグナーとオーディオ(その10)
今年から音を鳴らしているaudio wednesdayは、
開始は19時からだが開場は18時で、すでに三回行っているが、
18時から来られた方に音を聴いてもらっている。
あくまでも本番は19時からなのだが、
システムのウォーミングアップや全体の調子をはかるうえでも、
本番では鳴らさないであろう曲を主にかけている。
3月の会では、カラヤンの「パルジファル」をかけた。
三十分ほど鳴らしていた。
そのまま続けて鳴らしたい(聴いていたい)と思ったけれど、
ワグナーの「パルジファル」を一方的に最後まで聴かせるというのは、
ある種の暴力に近いのかもしれない。
そんなことを思うから、途中でボリュウムを下げることになるわけだが、
それでもいつかは「パルジファル」か「トリスタンとイゾルデ」を、
最初から最後まで通してかけたい。
やりたいとは考えているものの、やることはないだろう。