audio wednesday (next decade) – 第三夜・Apogee Duetta Signature + 1.0(その1)
3月6日のaudio wednesdayでは、サウンドラボのスピーカーを鳴らした。
私のfacebookをみた人ならば、その前に鳴らしていたスピーカーがあることに気づいていよう。
喫茶茶会記でやっていたころからの常連のHくんがいる。
Hさんもいるから、私よりもかなり若いのでHくんとさせていただく。
彼は最初、愛知県豊田市から来てくれていた。
それから兵庫からになり、現在は栃木の宇都宮から、である。
2月と3月、サウンドラボを鳴らしたクレルのKMA200は彼の私物だ。
宇都宮から運んでもらっている。
3月には、別のモノがあった。
それがアポジーのDuetta Signatureである。
3月6日の数日前、彼はヤフオク!で、このスピーカーを落札している。
Duetta Signatureが出品されていたのは知っていた。
落札金額はかなり安いかった。
1980年代、アポジーが登場したころステレオサウンドで働いていただけに、
当時の昂奮ぶりを知っている(味わっている)者としては、
いまではこんな評価(金額)なのか──、と、思うしかない。
もっとも引き取り限定ということがあっての落札金額なのだろうが、
それにしても安かった。
それを落札していたのがHくん。
彼は3月6日の朝、Duetta Signatureを引き取っている。
そのままaudio wednesdayに来てくれて、セッティングの手伝いをやってくれた。
彼が言う、この部屋でDuetta Signatureを聴いてみたい、と。
私だって聴いてみたい。
それでクルマからDuetta Signatureを降ろして、サウンドラボの設置場所に置く。
ひさしぶりに聴くアポジーの音だった。
アンプはクレルのKMA200だから、アポジー登場時の組合せともいえる。
当時、クレルもアポジーも輸入元はRFエンタープライゼスだった。