My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その2)
RT701を当時のパイオニアは積極的に売り出そとしていた、と広告を見ても、そう感じていた。
RT701は好評だったようで、19インチのラックマウント形式のRT701の横幅を短くしたRT701Sが出て、オートリバース再生機能付きのRT707も登場した。
RT701は、(その1)で書いているように、これ、いいなぁと感じたオープルリールデッキで、
プロ用のオープンリールデッキを見て、これ、すごいなぁ、と感じたのと違う。
(その1)で例として挙げたモデルは、どれもオープンリールデッキ然としている。それだけに、アンプやその他のコンポーネントと同じように配置すると、
浮いている(独立している)ふうにも見られがちだ。
それだからこそオープンリールデッキを所有する喜びがある、とするのも理解できる。そういうオープンリールデッキを、私も欲しいと思ったけれど、
RT701が登場した1976年、中学生だった私にとって、身近な存在としてのオープンリールデッキだった。
RT701の外形寸法はW48.0×H23.0×D36.0cmと、奥行き以外は、ナカミチのカセットデッキ、1000IIよりも小さい。そんなオープンリールデッキだったから、2トラックでは4トラックだし、テープスピードも9.5cm/secと19cm/secで、いわゆる2トラ38ではない。
でも、それがいいとも感じさせた。そういうオープンリールデッキが、パイオニアのRT701である。
とはいえ、いまも手に入れたいのか、となると、そうではない。手元にあれば、とは思いながらも、なんとしてでも、という気持はない。
それでもオープンリールデッキについて書く時には、RT701のことは真っ先に、とは決めていた。