My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その3)
パイオニアのRT701が登場したころのステレオサウンドの特集ベストバイでは、オーディオ評論家だけでなく、読者の選ぶベストバイ・コンポーネントという記事もあった。
ベストバイ特集の前号のアンケートハガキが投票用紙になっていた。
スピーカーシステム、プリメインアンプ、コントロールアンプ、パワーアンプ、チューナー、アナログプレーヤー、カートリッジ、ターンテーブル、トーンアーム、カセットデッキ、オープンリールデッキ、それぞれに一機種投票できた。
43号のひとつ前の42号にアンケートハガキがあった。かなり悩んで記入したことを思い出す。
42号は1977年春号、私は1976年末に出た41号とコンポーネントステレオの世界からの読者だったから、日が浅い。
ほとんどのモデルを聴いたことがないのだから、憧れのモデルにするのか、数年後になんとかてがとどそうなモデルにした方がいいのか、まずそのことで悩んでいた。
オープンリールデッキでは、パイオニアのRT701にした。
43号掲載の読者の選ぶベストバイ・コンポーネントのオープンリールデッキの一位は、テクニクスのRS1500Uだった。
RT701は36票で十四位。一位のRS1500Uは607票。
ずいぶんと差があった。RS1500Uの人気の高さはわからなくもないが、RT701の人気の低さは、意外だった。十位中に入っていても良さそうなのに……、と中学生だった私は思っていた。
オープンリールデッキに関心がある人にとっては、オープンリールデッキ・イコール・2トラ38なのだろう。