Date: 3月 9th, 2024
Cate: Pablo Casals
Tags:

カザルスのバッハ 無伴奏チェロ組曲(その1)

バッハの無伴奏チェロ組曲を、一度も聴いていないというクラシック好きの人はいない。
確認したわけではないが、そう断言してもいいと思っている。

もしクラシック好きといっておきながら、無伴奏チェロ組曲を聴いていない人は、
クラシック好きではない、といってもいい。

クラシック好きでない人でも、バッハの無伴奏チェロ組曲は、どこかで耳にしている。
ドラマで使われていたりする。

そういう曲において、カザルスの演奏は別格だった。
私も、まずはカザルスの演奏(録音)を聴く、と、
その存在を知ってときからそう心に決めていたし、実際にカザルスのLPを最初に買った。
それからフルニエを買った、マイスキーなど何人ものチェリストの演奏(録音)を聴いた。

カザルスによる無伴奏チェロ組曲は、歴史的重みもあった。
でも、だからといって、バッハの無伴奏チェロ組曲を聴く時、
常にカザルスを聴いていたわけではなかった。

最初のころはカザルスを多く聴いていた。
けれどカザルスのディスクを取り出すことは減っていった。

CDで登場した時も、すぐに買った。
それでも常にカザルスというわけではなかった。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]