公開対談について(その6)
「オーディオ彷徨」というfacebookページで、
何を公開しているのかはアクセスしてもらえばわかることなので書かない。
facebookページは、facebookのアカウントがなくても見ることはできる。
facebookページの「オーディオ彷徨」のための作業をやっている。
手にする本はスイングジャーナルのバックナンバーがほとんどだ。
それも1970年代のものが、その大半である。
1977年3月に岩崎先生は亡くなっているから、facebookページ「オーディオ彷徨」にとって必要となるのは、
それ以前のスイングジャーナルということになり、バックナンバーによってはすでに40年前の本となっている。
上質紙でないページはすでに変色している。
ノリが硬化してしまってときにはページがごっそり抜け落ちてしまう号もある。
古い本特有の匂いもある。
そんなスイングジャーナルを手にとると、正直「古いな」と感じてしまう。
でもそう感じているのは作業に取りかかる前までのことで、
入力作業を少しでもやっていくと、
そのスイングジャーナルが30数年前、40年前のバックナンバーとは、もう思っていない。
それは、おもしろいからだ。
当時のスイングジャーナルにはほぼ毎号座談会が載っている。
オーディオ評論家による座談会もあれば、
メーカーの技術者を呼んで、オーディオ評論家との座談会もある。
座談会の中には、オーディオ機器の型番が出てくる。
そういう型番は、当時は新製品であってもいまからすると古いモノになってしまっているから、
時代を、そういうときは感じさせるもののの、それはごく一部であり、内容のおもしろさとは直接関係のないことだ。
何度も書いているように私がオーディオに関心をもったのは1976年だから、
それ以前のスイングジャーナルの記事はまったく読んでいなかったし、
1976年以降のスイングジャーナルに関しても、
ジャズの雑誌という認識だったので、ほとんど読んだことはなかった。
だからfacebookページ「オーディオ彷徨」で公開している座談会のほぼすべては初めて読むものばかり、である。