Digital Integration(roonのこと・その3)
パイオニアのCDチェンジャーが、どのモデルなのかは、はっきりしない。
ソニーの200枚のCDチェンジャーは一機種だけのはずだからよかったが、
パイオニアの6枚のCDチェンジャーは、いくつものモデルが発売されていた。
ソニーのCDP-CX200Fは、200枚のCDをCDプレーヤー本体にすべて収納できた。
パイオニアのCDチェンジャーは専用のカセットマガジンにCDを入れ、
マガジンを交換すれば、6枚ごとCDの入れ替えができる。
私が知りたいのは、パイオニアのCDチェンジャーには、
CD-TEXTに対応していたのかどうかである。
そしてCDP-CX200Fにはディスクジャケットアルバムが付属していたが、
パイオニアのCDチェンジャーには、それに相当するものが付属していたのかどうかだ。
ソニーとパイオニアのCDチェンジャーの違いは、
収納できるディスク枚数、200枚と6枚だけではない。
CD-TEXTに対応せず、ディスクジャケットアルバムも付属していなかったとしたら、
CDプレーヤーとしてみた場合には、それほどの違いではなくても、
いまroonという存在を通してみた場合には、
これらの違いは、Danny Dulai氏の音楽鑑賞体験に大きく影響している、といえる。
ただ音楽を聴くだけでなく、パッケージメディア(LPやCD)にはジャケットがついてくる。
CDチェンジャーの場合、ディスクを収納したあと、ジャケットをどう扱うのか。
ソニーは考えていたからこそ、ディスクジャケットアルバムをつけ、CD-TEXTに対応している。
これこそが、roonのユーザーインターフェースにつながっている。