DBシステムズ DB1+DB2がやって来る(その7)
DBシステムズのDB1+DBにはペアとなるパワーアンプDB6がある。DB6は初段は差動回路になっている。こういうところもJBLのSG520とSE400Sのペアと共通している。
DBシステムズのアンプは、基本的にFETを使用していない。基本的に、としたのは、DB1の初段のカスコードにFETが使われているからだ。
そのため初段がFETの場合だと省ける入力コンデンサーがある。
1977年のアンプとしては、時代にやや逆行しているようにも見えるが、FETを使わずに全段バイポーラトランジスターというアンプも、その後に登場している。
1980年代の後半にドイツから登場したH&Sがそうである。かなり高価なフォノイコライザーアンプ、ラインアンプ、パワーアンプは、どれも高い解像力をもつと評価されていた。
DB1のアンプ部には、-33Vの電圧がかけられている。SG520は、-21V。DB1、SG520、どちらも定電圧回路を持つが、ここには違いがある。
SG520は-21Vの定電圧回路に対し、DB1は+33Vの定電圧回路を持つ。どういうことかというと、乾電池を思い浮かべてほしい。
乾電池の-の電極を接地すれば、+の電極は、1.5Vの乾電池ならば+1.5Vの電源となる。
反対に+の電極を接地すれば、-1.5Vの電源のなるのと同じで、DB1は電源のDB2からの +33V側を接地することで-33Vを得ている。