Date: 5月 7th, 2017
Cate: アナログディスク再生
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アナログディスクのクリーニング(その1)

別項「瀬川冬樹氏のこと(その5)」で、
瀬川先生の、カートリッジの針先とレコードのクリーニングについて書いた。

私のクリーニングも、基本的には同じである。
液体は、まず使わない。
その危険性については、瀬川先生からだけでなく、
他の方からも聞いているからである。

瀬川先生のカートリッジの針先のクリーニング方法は、
なんて乱暴な……、と思われる人がけっこういるのではないか。
瀬川先生自身は、慣れていない人には勧められない、といわれていた。

長島先生の針先クリーニングも、実は瀬川先生と基本的に同じである。
これも慣れていない人には勧められない。

クリーニングについての考えは、人によってかなり違う。
以前、液体の類は使わない、とあるところで書いたら、
けっこう攻撃的なコメントをもらったことがある。

高価なレコードクリーナーが、昔からいくつも登場しているのは、
クリーニング効果があるからだし、なぜ、それらを否定するのか、ということだった。

何も否定していたわけではなく、
あくまでも個人的に液体の類は使わない。
絶対に使わないのではなく、必要にかられれば使う。
基本的には使わない、ということであっても、理解してもらえなかった。

高価なレコードクリーナーとして、代表的な製品といえるのが、
イギリスのキースモンクスである。
1978年ごろ、MARK2が日本に入ってきた(輸入元は東志)。
価格は395,000円だった。1982年には495,000円になっていた。

MARK2は蒸留水とアルコールの混合液で洗浄、
洗浄液を吸引、その後の乾燥までを自動的に行ってくれる。

MARK2が登場したばかりのころ、究極のレコードクリーナーだ、と思っていた。

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