サイズ考(大口径ウーファーのこと・その1)

1970年代、大口径ウーファーといえば、15インチ(38cm)口径以上のユニットのことだった。
当時は、15インチの上に18インチ(46cm)があった。

さらにその上もいくつかあった。
最も有名なユニットとして、エレクトロボイスの30W(30インチのWooferを表す)があった。
30インチ=76cmの振動板は紙ではなく、発泡ポリスチレン製だった。

他にはハートレーのModel 224HSがあった。
型番の下二桁が口径を表している。
24インチ(60cm)口径。
ハートレーには218HSもあり、こちらは18インチ。

国産ウーファーにも15インチよりも大口径ウーファーはあった。
フォステクスのFW800は型番が示すように80cm口径。

ユニットとしての単売はなかったと記憶しているが、
ダイヤトーンにはハニカム振動板を採用した80cm口径、160cm口径のユニットによるサブウーファー、
D80、D160もあった。

私がオーディオに興味を持ちはじめてからでも、これだけの大口径ウーファーが存在していた。
それ以前にもいくつかある。

ナショナルは92cm口径のウーファーを試作している。
ハザマは78cm、パイオニアは80cmと63cm(PW63S)、岡原研究所が71cm、ダイヤトーンが55cm、コーラルが100cmと、
これらは市販されていた、ときいている。

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