Noise Control/Noise Designという手法(audio sharing例会でのこと)
S/N比には、物理的なものと聴感上のものとがあり、
どちらもいいほうが、音にとってはありがたいことである。
けれどノイズも音のうちであり、
ノイズを完全に消し去ったから音がよくなるとは限らないのが、オーディオの現状である。
それにノイズを完全に取り除くことも、いまの技術では不可能である。
将来はどうなるのかわからないけれど、
もしノイズが完全になくなったとしたら、それは人にとってほんとうにここちよい音になるのだろうか。
昨晩のaudio sharing例会で、あることを試した。
使っていないケーブルがあれば、誰でも簡単に試せることである。
そんなことで音が変るなんて……、という人もいるだろうが、
昨晩、参加された人の耳にははっきりとした違いとなって聴こえていた。
そのくらいに音が変化する。
この変化はノイズに関係するもので、
同じことを試したからといって、諸条件の違いによっては結果が逆転することもある。
昨晩はうまくいった例といえる。
具体的にどんなことをやったのか、詳細は控えるが、
ノイズコントロールの手法のひとつである。