日本のオーディオ、これまで(ラックスのアンプ・余談)
ラックスのこととは関係ないが、
電源周波数の違いは、アナログプレーヤーで、シンクロナスモーターの場合、
メーカーはどう対応しているのか。
シンクロナスモーターであれば50Hz用と60Hz用と、
電源周波数が違えばモーターごと交換するのが本来である。
EMTの930st、927Dstなどはそうである。
けれどすべてのシンクロナスモーター使用のモノがそうではない。
モーターを交換せずに、プーリーと進相コンデンサーを交換で対処するモノ、
プーリーだけを交換するモノがある。
はっきりいってプーリーだけの交換ですませてしまうアナログプレーヤーは、
論外といっていい。
どんなに高音質を謳っているモノであっても、
世評が高いモノであっても、
そのメーカーが50Hz、60Hz、どちらの国なのか、
そしてどちらの電源周波数の地区で使うかによっては、問題が生じることがある。
進相コンデンサーも交換するモノであればまだましだが、
それでもお茶を濁している対処法でしかない。
まして高額なプレーヤーで、モーターを交換しないモノは、私は信用していない。
もちろん発振器とアンプによるモーター駆動回路を搭載しているのであれば、
その限りではない。