Archive for category テーマ

Date: 8月 10th, 2023
Cate: デザイン

オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(B&Oのデザイン・その2)

B&Oというブランドを知ったのは、「五味オーディオ教室」だった。
     *
 私がこれまで見聞したところでは、ヨーロッパでも、ずいぶんレコードは聴かれているが、まえにも書いたように、いわゆるオーディオへの関心はうすい。むきになってステレオの音質に血道をあげるのはわれわれ日本人と、アメリカ人ぐらいだろう。値段に見合うという意味で、国産品の音質は欧米のものと比べてもなんら遜色はない。リッパな音だ。
 ただし、カメラを持ち歩くのが嫌いなので写真に撮れないのが残念だが、ヨーロッパのアンプやレシーバーのデザインだけは、思わず見惚れるほどである。こればかりは、国産品もずいぶん垢抜けて来ているようだが、まだ相当、見劣りがする。B&Oの総合アンプやプレーヤーなど店頭で息をのんで私は眺め、見ているだけで楽しかった。アメリカのアンプにこういうデザインはお目にかかったことがない。
 オーディオ装置は、つづまるところ、聴くだけではなく、家具調度の一部として部屋でごく自然な美観を呈するものでなくてはなるまい。少なくともヨーロッパ人はそう思っているらしい。こうしたデザインは、彼らの卓抜な伝統にはぐくまれたセンスが創り出したもので、この点、日本やアメリカは逆立ちしてもまだかなわぬようである。
     *
《B&Oの総合アンプやプレーヤーなど店頭で息をのんで私は眺め、見ているだけで楽しかった》、
いったいどういうデザインなのだろうか、
この時は、ただただ想像するしかなかった。

B&Oの製品を見たのは、ステレオサウンド 41号だった。
モノクロ写真だったけれど、想像していたデザインとはまるで違っていた。

こういう製品(デザイン)があるのか。
あのころB&Oのデザインにふれた人ならば、多くがそうおもったはずだろう。

カラー写真は広告で見た。

はやく、一日でもはやく実物をみたい。
そうおもっても、熊本のオーディオ店では、どこにも展示してあるところはなかった。

B&Oの製品(デザイン)にふれることができたのは、東京に来てからだった。
それまでは写真のみで知るデザインでしかなかった。

それでもB&Oのアナログプレーヤー、Beogramシリーズの広告には、
リニアトラッキングアームの動く様の写真が使われたこともあった。

とはいえ実際に動くところを見るのは、もっと先のことだった。
そして気づいたのは、(その1)で書いているように、
B&Oのデザインの良さは、動きがある、ということだった。

このことは、実機を見たことがない者にとっては、
静的な写真だけでは理解し難かった。

Date: 8月 10th, 2023
Cate: ディスク/ブック

Live at Casals Hall 1987-Complete & Un-edited(その2)

ホルショフスキーのカザルスホールでのライヴ盤(CD)は、
もう手元にない。

なので当時の記憶との比較でしかないのだが、
TIDALでのMQA Studioでの配信を聴いて、こんなに音、良かった(?)だった。

演奏が始まる前のホールのざわめき、拍手の音、
それからホルショフスキーが椅子を引いた時の音、
これらがとても生々しい。

まず演奏が始まる前に驚いていた。
CDを聴いていたころと、いまとではシステムがまるで違う。
そうであっても、当時のCDを他のアルバムでは聴いているのだから、
システムの音の変化は把握しているし、以前聴いているのであれば、
こんなふうに鳴るであろう、という予想はある。

ホルショフスキーのMQAでの音は、その予想よりもずっと良かった。
ホルショフスキーの演奏を聴いていたら、
ジョージ・セルの言ったことを思い出していた。

ずいぶん前に読んでことで、何に載っていたのかはもうおぼえていない。
こんなことを語っていた(はずだ)。

最近の演奏家は楽器を鳴らすことには長けている。
けれど楽器を歌わすことはどうだろうか……、
そんなことを語っていたと記憶している。

セルの時代からそうだったことは、いまの時代はどうだろうか──、
このことについて書いていくと長くなっていくのでやめておくが、
ホルショフスキーのピアノは歌っている。

MQAで聴いていると、そのことがより濃厚に感じられる。
MQAで、いまホルショフスキーを聴きなおしてほんとうによかった、といえるほどにだ。

Date: 8月 10th, 2023
Cate: ディスク/ブック

Live at Casals Hall 1987-Complete & Un-edited(その1)

1987年のことだ。
まだステレオサウンドで働いていたころで、昼休み、仕事帰りに、
かなり頻繁にWAVEに通っていた。

クラシック売場にKさんがいた。
頻繁に行くのだから、顔をおぼえられていた。
なにかのきっかけでホルショフスキーのことが話題になった。

そういえばカザルスホールの落成記念で来日しますよ、とKさんに話した。
ホルショフスキーの来日を知らなかったようで、かなり驚いていたKさんは、
さっそくチケットを入手していた。

WAVEはコンサートのチケットも取り扱っていたので、
おそらくかなりいい席を確保されたのかもしれない。

ミェチスワフ・ホルショフスキーは、12月9日と11日をコンサートを行っている。
12月半ばごろ、WAVEに行ったら、Kさんから話しかけられた。
「ホルショフスキーのコンサート、ほんとうに素晴らしかったです。ありがとうございます」と、
私は単にコンサートがあるという情報を伝えたにすぎなかったのだが、
それでもKさんは感謝していた。

そのくらいホルショフスキーのコンサートは素晴らしかったのだろう。
そう思いながら、Kさんの話を聞いていた。

ホルショフスキーのカザルスホールでのコンサートは、CDになった。
Kさんがあれほど感動していたのだからと、買って聴いた。

いまとなってずいぶん昔のことなのだが、
いまになって書いているのは、当日のコンサートがSACDで発売になったと同時に、
TIDALでMQA Studio(44.1kHz)で配信されるようになったからだ。

ひさしぶりに聴くホルショフスキーのライヴ録音。
1987年の録音だから、44.1kHzのPCM録音のはずで、SACDは変換しての制作であろう。

44.1kHzのPCM録音をDSDに変換することに否定的なわけではないが、
そこにメリットを強く感じているわけでもない。
私は、MQAにしてほしいと思う。

Date: 8月 3rd, 2023
Cate: デザイン

オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(B&Oのデザイン・その1)

伊勢丹新宿店 本館五階には、B&Oショップがある。
Beolab 90がある。

B&Oは、OTOTENにもインターナショナルオーディオショウには出展していない。
各地で行われているオーディオショウでも同じだろう。

そんなこともあって、ひさしぶりに見るBeolab 90。
さっと入って見たらすぐに出るつもりだったけれど、
スタッフの方が「お聴きになりたいモノ、ありますか」と声をかけてくれた。

これがオーディオ店だと、特にない、とか言ってしまうのだけれども、
Beolab 90を聴かせてほしい、と。

Beolab 90の音を聴くのは二回目。五年ぶりである。

Beolab 90は、登場したころにステレオサウンドの表紙を飾っている。
新製品紹介でも取り上げられていたが、その後はほとんど取り上げられないまま。
存在は知っているけれども、聴いたことがないという人もけっこういるだろう。

B&OショップではApple Musicでの音出しである。
このことだけでさほど期待できないと思われるかもしれないが、
五年ぶりのBeolab 90の音は、いい雰囲気で鳴っていた。

グレン・グールドのモーツァルトのピアノ・ソナタを聴いた。
音の強弱のコントラストが、他のスピーカーシステムではなかなか聴けないほどに、
その表情の違いはきちんと出てくることもあって、聴いていて実にたのしい。

デパートという環境は、決して音にとっていい環境とはいえない。
Beolab 90の実力がどこまでのものなのか、そこまで見極められる環境ではない。

それでもスタッフの方が声をかけてくれなければ、
聴かずじまいだったのだから、聴けて良かったと思っている。

そしてひさしぶりにB&Oのオーディオ機器が動いているのをみて、
B&Oのデザインの良さは、動きがある、ところだと再確認もできた。

Date: 8月 2nd, 2023
Cate: High Resolution

MQAのこと(Decorate the Sound)

今日(8月2日)から8月15日までの二週間、
伊勢丹新宿店 本館五階で、“Decorate the Sound”が開催されている。

おもな出展社はB&WとKEFの二社といっていいだろう。
他にも数社出展しているけれども、メインはこの二社。

といっても本格的な試聴ができるわけではない。
なのに、ここで取り上げているのは、KEFのコーナーでMQAでの音出しだったからだ。

スピーカーシステムはもちろんKEFのBlade 2 Meta、
アンプはデビアレ、CDプレーヤーは使わずにdCSのBartókでストリーミング。

ビリー・ジョエルがかかっていた。
Bartókのディスプレイには、MQA.の表示が。
MQA Studioでの再生である。

Bartókに接がっているのはラインケーブルとLANケーブルのみ。
ストリーミングでの再生で、MQAということはTIDALということになる。

デパートでの試聴環境だから、決していいわけではない。
ここで聴いたからといって、MQAのよさがきちんと伝わってくるのかはなんとも微妙なのだが、
こういうところでもMQAが使われていること、それを伝えたいだけである。

Date: 8月 2nd, 2023
Cate: audio wednesday

第十回audio wednesday (next decade)

第十回audio wednesday (next decade)は、9月6日。

参加する人は少ないだろうから、詳細はfacebookで。
開始時間、場所等は参加人数によって決める予定。

Date: 7月 30th, 2023
Cate: ディスク/ブック

SOUTH PACIFIC(その6)

“SOUTH PACIFIC”にしても、アルテックのA4にしても、
別項で書いているスピーカーの音が嫌いな人にとっては、
どちらも、そして両方を組み合わせた音は、とうてい楽しめるという音ではない──、
そんなことになるだろうと思っている。

そのことが悪いとも思っていない。
けれど……、とおもうこともある。

Date: 7月 30th, 2023
Cate: スピーカーの述懐

あるスピーカーの述懐(その48)

(その47)での引用に続いて、これも読んでほしいことだ。
     *
 ……という具合にJBLのアンプについて書きはじめるとキリがないので、この辺で話をもとに戻すとそうした背景があった上で本誌第三号の、内外のアンプ65機種の総試聴特集に参加したわけで、こまかな部分は省略するが結果として、JBLのアンプを選んだことが私にとって最も正解であったことが確認できて大いに満足した。
 しかしその試聴で、もうひとつの魅力ある製品を発見したというのが、これも前述したマッキントッシュのC22とMC275の組合せで、アルテックの604Eを鳴らした音であった。ことに、テストの終った初夏のすがすがしいある日の午後に聴いた、エリカ・ケートの歌うモーツァルトの歌曲 Abendempfindung(夕暮の情緒)の、滑らかに澄んで、ふっくらとやわらかなあの美しい歌声は、いまでも耳の底に焼きついているほどで、この一曲のためにこのアンプを欲しい、とさえ思ったものだ。
 だが結局は、アルテックの604Eが私の家に永く住みつかなかったために、マッキントッシュもまた、私の装置には無縁のままでこんにちに至っているわけだが、たとえたった一度でも忘れ難い音を聴いた印象は強い。
     *
瀬川先生の「いま、いい音のアンプがほしい」からの引用だ。
このことを読んで、どうおもうのか、どう感じるのか。
それもまた人それぞれなのだろう──とわかっているのだが、
スピーカーの音を好きな人とスピーカーの音が嫌いな人とでは、
解釈がずいぶん違ってくるのかもしれない。

Date: 7月 29th, 2023
Cate: デザイン

管球式プリメインアンプのデザイン(その4)

いま書店に並んでいる管球王国Vol.109の特集は、
「インテグレーテッドアンプのストレートな音」で、
管球式プリメインアンプ、十一機種が登場している。

といっても、まだ読んでいないが、
ステレオサウンドのウェブサイトをみると、
十一機種中フロントパネルをもつのは、オーロラサウンドのHFSA01、
ラックスマンのLX380、カノア・オーディオのAI 1.10、
オーディオ・ノートのOverture PM5、レーベンのC5600Xと、五機種ある。

意外にもあるな、と思う。
けれど、記事中でフロントパネルのことについて語られているとは思えない。

Date: 7月 29th, 2023
Cate: High Resolution

MQAのこれから(とTIDAL・その7)

MQA破綻のニュースが流れてから、もうすこしで四ヵ月が経つ。
アンチMQAの人たちは喜んでいた。

けれど、MQAでの配信は続いているし、
アルバムの数も増えていっている。

昨日(7月28日)、ハイペリオン(Hyperion Records)もストリーミングを開始した。
Apple Music、Amazon Music、Spotifyなどで配信が始まっている。
e-onkyoでも扱っている。

もちろんTIDALも、だ。
そして嬉しいことに、TIDALではMQAでの配信である。
すべてのアルバムというわけではないが、
けっこうな数のアルバムがMQAで聴ける。

個人的にはスティーヴン・イッサリースがMQAで聴けるようになったのが嬉しい。
MQAでの配信は拡がっていっている、といえる。

Date: 7月 23rd, 2023
Cate: ディスク/ブック

SOUTH PACIFIC(その5)

瀬川先生の「たのしい」は、アルテックのA5のところでも登場する。
     *
瀬川 根本的に同意見なんですけれども、A4で非常にいいなと大づかみに感じた部分が、そっくりそのまま、ぜんたいに、ちょっとスケールが小さくなるのは当然で、みなさん、おそらくこの写真をごらんになると、A4をバックにしたA5がいかに小さく見えるか、逆に言えばA4というのが、いかに大きなスピーカーかということにお気づきにあると思う。
 A4でも感じた音の魅力、声がすばらしく明瞭、新鮮、なめらか、声帯がとてもなめらかという感じで、聴きなれた歌手の声でさえ、いっそう上手になったように、たのしく聴けます──この〝たのしい〟っていうのは、ぼくはなん度も使っちゃってるみたいだけれども、〝たのしさ〟というのが、ここの信条でしょうね。
 なんと言うんだろう──、音を無理におさえつけない、とにかく、音のほうが鳴りたがっている、鳴りたがっている音をそっくり、きれいに出してくれるという感じですね。
     *
ステレオサウンド 60号の特集は、何度も読み返している。
アルテックのスピーカーの音も、その後、何度か聴く機会があった。

瀬川先生のいわれる〝たのしい〟も、それなりに理解していたつもりだった。
けれど、“SOUTH PACIFIC”をMQAで聴いて、
まるで理解が足りなかったことに気づいた。

Date: 7月 23rd, 2023
Cate: ディスク/ブック

Solveigs Sang(その2)

その1)を書いた時点では、
アメリングのソルヴェイグの歌が、MQAで聴けるようになるなんて、ほとんど期待していなかった。

デ・ワールト指揮のペール・ギュントで、
アメリングはソルヴェイグの歌を歌っているわけだが、
エド・デ・ワールトのペール・ギュントのアルバムは、いまでもFLACでの配信のままだが、
5月のアメリングのMQAの配信の開始によって、
ソルヴェイグの歌はMQAで聴けるようになっている。

MQAで聴ける環境を持っている人は、一度聴いてほしい。

Date: 7月 23rd, 2023
Cate: ディスク/ブック

キャスリーン・バトルのアルバムも

5月にエリー・アメリングのアルバム、
7月にピエール・ブーレーズのストラヴィンスキーのアルバムが、
TIDALでMQAで配信されるようになった。

いよいよユニバーサル・ミュージックもMQAでの配信に力を入れてくれるのか、
そんなふうに期待できそうな風を感じていた。

数日前、今度はキャスリーン・バトルのアルバムがMQAで配信され始めた。
キャスリーン・バトルということに、それほど嬉しさは感じていないが、
1980年代のデジタル録音をふくめてMQAで、ということは素直に嬉しい。

今後、どうなるのかはわからないけれど、
今年は昨年までとは少し違うようだ。
ユニバーサル・ミュージックのMQAへの期待は大きくなっていくばかり。

Date: 7月 19th, 2023
Cate: ディスク/ブック

花図鑑(その2)

これまでTIDALで聴ける薬師丸ひろ子のアルバムは「時の扉」だけだった。
MQAで聴ける。

しばらく、この一枚だけだった。
いつかは他のアルバムも聴けるようになるだろう、と期待しつつも、
無理かな……、という気持も持ち始めていたところに、
「歌物語」もMQAで配信されていることに気づいた。

気づいたのは数日前。
いつから配信されるようになったのかははっきりとわからないが、
そう経っていないはずだ。

e-onkyoがMQAをやめてしまったため、
薬師丸ひろ子の歌声をMQAで聴こうと思ったら、TIDALということになる。

「花図鑑」も、TIDALで配信される日がくるかもしれない。

Date: 7月 19th, 2023
Cate: デザイン

管球式プリメインアンプのデザイン(その3)

1975年のステレオサウンドのムック「世界のオーディオ」のラックス号で、
井上先生が、SQ38FD/IIについて語られていることが、
私にとっての管球式プリメインアンプのデザインを考えるうえでの根っこになっている。
     *
永井 井上さんがステレオサウンドに、離れて眺めたらどうか書いていましたが、それはラックスの製品の一つの特徴的な見方かもわかりませんね。
上杉 離れて見たら、ってどういうことですか。
井上 普通アンプはそばで見ると、なるほどと思うことが多いのですが、ラックスのアンプは離れてマクロ的に見たときにいわゆるアンプらしさが感じられるということです。そばで見れば、フロントパネルに細かい文字のレタリングがすごく多く入っています──たとえば、メイド・イン・ジャパンまで書いてあるのは他社にはないはずです。
永井 ちょうど38FDのパネルが、ちょっと暗くなったんですね。遠くから見るというのが、おもしろいと思った。
岩崎 大体、日本のアンプは、すぐ目の前に置いて見るようにしか作ってないからね。離れた状態で見るなんて考えてないでしょう。
     *
井上先生の《離れて眺めたらどうか》は、
SQ38FD/IIだけのことではなく、ラックスのアンプ全体についてのことだとはわかっている。
そのうえで、この井上先生が語られていることを読んだ上で、
もう一度、ステレオサウンド 42号のプリメインアンプの総テストを読み返す(眺めると)、
確かにヤマハのCA2000とラックスのSQ38FD/IIのデザインの、
もっとも大きな違いは、このことだと気づく。

42号よりも先に「世界のオーディオ」のラックス号は出ているが、
私は42号を読んで、けっこうあいだがあいて、「世界のオーディオ」のラックス号を読んでいる。

そういうことがあって、SQ38FD/IIのデザインについて語る上で、
《離れて眺めたらどうか》は、いまも忘れていないし、
ここでのテーマである管球式プリメインアンプのデザインについても、
私の価値判断の基準となっているのも、
実のところ《離れて眺めたらどうか》なのかもしれない。