audio wednesday (next decade) – 第四夜を終えて(その4)
JBLの2420のカタログには、周波数特性は500Hzから20kHzとなっている。
とはいえ、実際に聴けばすぐにわかることだが、20kHzまでフラットなわけではない。
周波数特性のグラフをみると、10kHzあたりからなだらかに下降している。
このままで聴いても、うまく鳴ってくれる曲もあったが、
あれこれ聴いていると、しかもスーパートゥイーターが二つ、その場にあるわけだから、
試してみたくなる。
まずはJBLのUT405を試す。
2405の小型版といえるユニットを箱におさめ、ネットワークを搭載した製品。
UT405を接続すると、あきらかに上がのびるのは誰の耳にもあきらかなほどだけど、
うまくいっているかというと、そうではない。
短い時間ではあったが、いくつか試してみたけれど、いい結果は得られそうにない。
結局、エラックの4PI PLUS.2にかえる。
先月から置きっぱなしにしている。
最初に鳴ってきた音だけで、やっぱり4PI PLUS.2だ、ということになる。
4PI PLUS.2の置き位置を変えたり、カットオフ周波数をかえたりしながら、
といってもそれほどこまかな調整ではなく、
まずはおおまかな調整(セッティング)をやっていく。
このへんになってくるとしばらく鳴らされていなかった757Aレプリカも、
少しずつ調子を取り戻してくれるかのように鳴ってくる。
そしてある程度までいったところで、D/Aコンバーターのメリディアンの218で、
ポラリティを反転させる。
ここでの変化はかなり大きいものである。
ならば最初から反転させておけば、と思われるだろうが、
反転させた時の変化量の大きさは、この時点でやるからこそ大きいものである。