Date: 5月 3rd, 2024
Cate: audio wednesday
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audio wednesday (next decade) – 第四夜を終えて(その1)

5月1日は、あいにくの雨だった。
霧雨、小雨ではなく、しっかりと朝から降っていて、
夏日があった4月下旬とはうってかわって、やや肌寒い日。

なので来られる方は少ないだろう、そう思っていた。
実際そうだったけれど、この日来られた方は、最後の一時間に満たない時間ではあったが、
ウェスターン・エレクトリックの757Aの音に驚歎されたのだから、
幸運な人たちといえる。

そのくらいに757Aの音は、いま聴いても、とだけでなく、
いまこそ聴くべき、という意味でも価値ある、とはっきりといえる。

ウェスターン・エレクトリックの音は、
同世代の人たちのなかでは早い時期から聴く機会に恵まれていた。

二十代のころから、その凄さには触れることができた。
たしかにウェスターン・エレクトリックはすごい、とそう思っている。

けれど、そう言ったところで、
すでにウェスターン・エレクトリックの製品は新品での入手は無理。
中古市場の相場もそうだし、コンディションのよいモノがどれだけあるのか、
そういったもろもろのことを考えると、
素直にウェスターン・エレクトリックはすごい、とはいえなくなる。

ウェスターン・エレクトリックで商売をしている人たちがいる。
良心的な商売をしている人もいれば、そうでない人もいるわけで、
買う側がそのへんのところをしっかりと見極めることができれば問題は生じないけれど、
現実はそうではない。

だからウェスターン・エレクトリックはすごいですよ、とは、
できればいいたくない。

それでも、757Aの音を聴いてしまうと、
やはりすごいですよ、というしかない。

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