audio wednesday (next decade) – 第五夜・Western Electric 757Aで聴くモノーラルだけの三時間
昨晩遅く少しだけ告知したように、
6月5日のaudio wednesday (next decade) – 第五夜では、
ウェスターン・エレクトリックの757Aを鳴らす。
第四夜の告知で書いているように757Aは一本のみだから、
モノーラル録音をモノーラル再生するだけの三時間となる。
昨晩の第四夜では、
最後の一時間に満たない時間だったけれど、757Aのオリジナルを鳴らした。
パワーアンプはアキュフェーズのA20V、D/Aコンバーターはメリディアンの218で、
おもにTIDALを音源として鳴らした。
熱心なウェスターン・エレクトリックのマニアの方からは、
そんなシステムで757Aを鳴らすなんて、けしからん──、
そんなことをいわれそうな組合せといえなくもないが、それでも昨晩、
最後に鳴らしたカザルスとゼルキンのベートーヴェンのチェロ・ソナタは、
そんなことをいっさいおもわせないほど素晴らしかった。
その音を聴いてしまったら、もう一度、じっくりと聴きたくなるものだ。
そしてそれだけでなく、218をメリディアンのULTRA DACにしてみたら──、
それからアンプを真空管のモノにしてみたら──、
そんなことも思っていた。
第五夜までには、マッキントッシュのMC275がメンテナンスから戻ってくるとのこと。
テクニカルブレーンの黒澤直澄氏によってのメンテナンスである。
マランツのModel 7も、同じく黒澤氏の手によって戻ってくる。
あくまでもテーマは、モノーラル録音をモノーラル再生することだが、
アンプの比較試聴も行う予定でいる。