Date: 11月 8th, 2025
Cate: ショウ雑感
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2025年ショウ雑感(その18)

今年のインターナショナルオーディオショウは初日の午後だけだったので、回れなかったブースの方が多い。

別項「インターナショナルオーディオショウの音」で取り上げたエソテリックのブースには行けなかった。

それからフランコ・セルブリンのKtêmaの項で触れているアーク・ジョイアのブースも行けなかった。

この二つのブースの今年の音は、どうだったのだろうか。

インターナショナルオーディオショウは三日間の開催なのだが、じっくりそれぞれのブースの音を聴いていこうとすると、
開催期間があと二日長ければ、と思う。

インターナショナルオーディオショウなんて、半日で回れるとか、
それ以上長くいる価値はない、とか、そんなことを言う人は昔からいる。
おそらく今年もいただろう。

そんな人たちは、オーディオショウを楽しもうと思わないのか。

こんなことを書くと、どこもまともな音で鳴っていないし、
あんなに人がいる環境で聴いても音の評価はできない、という声が返ってくる。
一方では、音はほんの十秒ほど聴けばわかるから、長居する必要はない、と言う人もいる。
オーディオ評論家の話なんて面白くない、せっかく海外からメーカーの人が来ているのだから、
その人たちの話を聞きたい──、
そういう声があるのは知っている。

ひどい音で鳴っているブースはある。それでも、なんらかの音の片鱗は聴きとれるものだ。

行くだけ無意味無価値と言う人は、自らが無意味無価値にしているだけでしかない。

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