Archive for category High Resolution

Date: 1月 11th, 2023
Cate: High Resolution

MQAのこと、映画のこと

これまでサウンドトラック盤はあまり熱心に聴いてこなかったけれど、
TIDALを使うようになってからは、わりと聴くようになってきている。
MQAで聴けるサウンドトラック盤も多い、といえる。

MQAでサウンドトラック盤を聴いていて思うことがある。
映画館の音もMQAになってほしい、ということだ。

映画館の音といえばドルビーである。
そのドルビーとどう折り合いをつけていくのか(いけるのか)。
そのことは大変なことなのだろうが、
MQAとドルビーの融合は、技術的に難しいことがあるのだろうか。

映画館の音が、より生々しく臨場感溢れることを期待してしまう。

Date: 1月 4th, 2023
Cate: High Resolution

TIDALという書店(その19)

トーマス・スタンコの“Terminal 7”も、TIDALで聴ける。
すぐに聴ける。

この、すぐに聴ける、ということが、
聴き手としてのこちらの積極性にすこしばかりを影響を与えている。

すぐに聴ける、ということがなければ、
“HOMELAND”をどれだけ見ようと、曲を検索することはしなかったのだから。

“HOMELAND”はシーズン5まで見ているから、
トーマス・スタンコの“Terminal 7”は七十回は聴いているわけだ。

にもかかわらず、昨晩まで検索してこなかったのは、
すぐに聴けないこと、
それからCDをさがして買ってきてまで聴こう、というつもりはなかったこと、
この二つのことがあってそのままにしていた。

そんな怠惰な聴き手であっても、TIDALがあると、少しは変ってくる。
シーヴ・ヤコブセンとトーマス・スタンコを、昨晩は知った。

TIDALを使っていなければ、おそらくこのままずっと知らなかったであろう。

音楽を聴くのに、TIDALなどのインターネットを介しての聴き方を、
どこか味気ない、空虚だ、と否定する人がいまも少なからずいるはわかっている。

否定したい人は、否定すればいい。
TIDALで配信されている音楽のすべて、とまではいわないものの、
大半を所持している人ならば、そういうことをいうのも自由だ。

けれど、どんなに音楽好きの人であっても、
TIDALで配信されている音楽の、いったい何割を持っているというのだろうか。

TIDALにすべてがあるわけではない。
けれど、それはTIDALしか使わないということではない。
TIDALを使って聴くのもよし、CDやLPで聴くのもいい。

物理的なメディアがないことを、味気ないとか空虚とかいってしまうことの、
聴き手としての不自由さというよりも、消極的なところに留まってしまっていること。

そのことに対して、何も感じないのは、音楽の聴き手としてどうだろうか。
こういう聴き手は、なぜか、どちらか片方だけで論じてしまうところがあるよう気がする。

どちらも選べるのだから、妙なこだわりを捨ててしまえばいいのに──、
けれどそれができないから、味気ないとか空虚とかいってしまうのか。

そして、このことは、別項で書いている老成ぶるにも関係してくるように感じている。

Date: 1月 4th, 2023
Cate: High Resolution

TIDALという書店(その18)

ホイットニー・ヒューストンの映画だから、
劇中に彼女が主演の映画「ボディガード」のことも描かれている。

オリビア・ニュートン=ジョンの“Jolene”と同じように、
ホイットニー・ヒューストンの“I Will Always Love You”も、
ホイットニー・ヒューストンのための曲だと、ずっと思っていた。

映画を観て、この曲もドリー・パートンだったのか、と知った私は、
年が明けたのだから、いままで聴いたことのない曲を聴いてみよう、ということで、
ようやくドリー・パートンの“Jolene”を聴いた。

TIDALにあったから、聴いたともいえる。
ドリー・パートンの“Jolene”を聴きながら、
最初に聴いたのがオリビア・ニュートン=ジョンの“Jolene”でよかったなぁ──、と思いながら、
オリビア・ニュートン=ジョン以外にもカヴァーしている人は、どんな人なのだろううか、と、
今度はTIDALで“Jolene”で検索する。

けっこう表示される。
その中で、気になったのが、
Siv Jakobsen(シーヴ・ヤコブセン)というノルウェーの女性歌手のライヴアルバムだ。
“Live in Oslo”で、TIDALで聴ける。

五曲目の“Jolene”をまず聴いて、それからアルバムの最初から聴いていた。
聴きながら、そういえば、と思い出したことがあった。

「ホームランド(HOMELAND)というアメリカのドラマだ。
2011年にシーズン1が放送され、日本ではHulu、Netflixで見ることができた。

クレア・ディーンズ主演の、このドラマにはハマった。
音楽もよかった。

最初聴いた時、マイルスっぽいと感じたトランペットを中心とした曲は、
このドラマの雰囲気にぴったりとはまっていた。

この曲を聴くと、“HOMELAND”の世界に引き込まれていく感じでもあった。
とはいえ、当時、誰の演奏なのかを調べることまではしなかった。

2011年のことだから、Googleで検索すれば、すぐに誰の演奏で、曲名もすぐにわかっただろう。
でも、それをやらなかったのは、わかっても、そのディスクを買うのかといえば、
買わないことは自分でわかっていたからだ。

それでも、昨晩は“Live in Oslo”を聴いていて、そうだ、と検索してみた。
トーマス・スタンコ(Tomasz Stańko)の“Terminal 7”である。

Date: 1月 4th, 2023
Cate: High Resolution

TIDALという書店(その17)

三年ほど前の別項で触れている同級生だったT君。
オリビア・ニュートン=ジョンが歌う「ジョリーン(Jolene)」を聴いたのは、
彼の家のステレオだった。

T君は、そのころオリビア・ニュートン=ジョンにのぼせあがっていた。
T君の家に遊びに行った際に、彼が聴かせてくれたのが最初だった。
1976年か77年ごろの話だ。

T君はシングル盤ではなくLPを買っていた。
「水のなかの妖精(Come on Over)」だ。

当時、中学生だった私には、このジャケットはなかなか刺戟的でもあった。
T君が自慢げ顔つきで聴かせてくれた“Jolene”は、よかった。
サビの部分を口ずさむようになっていた。

とはいえ最初聴いたとき、恋の歌なのはわかっても、
ジョリーンを男性の名前だと思って聴いていた。
歌詞カードを見せてもらって、女性の名前だということを知る。

このころ、“Jolene”はオリビア・ニュートン=ジョンのためにかかれた曲だと思ってもいた。
ドリー・パートンの曲だと知ったのは、十年ほど経ってからだった。

その時、ドリー・パートンによる“Jolene”をすぐさま聴いたかというと、まったくそうではなかった。
聴いたのは、今年になってからだ。

去年暮れ最後に、
「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」を観たからだった。

Date: 11月 18th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、TIDALのこと(MQairのこと・その2)

つい先日、BOSEのSoundLink Revolve IIを聴いた。
個人宅の広いリビングルームのほぼ中央に置かれてあるのを、なんとなく聴いていた。

これが、悪くない音を聴かせてくれる。
一台だけなのでモノーラルで鳴っているのだが、なんとなく聴いていると、
水平方向無指向性ということがうまく効いていて、けっこう拡がってきこえてくる。
音量はBGMとして、会話の邪魔にならないくらいだから、大きかったわけではない。

それでもふとした拍子に、いいかも、と思えるくらいには鳴っていた。

もしこのSoundLink Revolve IIがMQairに対応したらどうなるのだろうか。
そんなことも想像しながら聴いていた。

BOSEがMQairに対応するのかどうかはいまのところなんともいえないが、
他社のスマートスピーカーで対応してくるモデルは、いくつか出てくるであろう。

オーディオマニアは、ついこんなモノ……、と捉えがちになるが、
もうあなどれない時代になってきている。
しかもMQairは、確実に底上げしてくれる。

そういう時代になったときのことを、少しは想像してほしい。
いろんなことを想像してみてほしい。

Date: 11月 14th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、オーディオのこと(その13)

その9)で、MQAをマンガーやジャーマン・フィジックスといった、
ベンディングウェーヴのスピーカーで聴いたら、どんなに素晴らしいだろうか、
と書いているし、
別項「黄金の組合せ(番外)」でも、
MQAとベンディングウェーヴのスピーカーこそ、
ごく私的な黄金の組合せとも書いている。

どちらも今年の2月に書いている。
この時点では、ジャーマン・フィジックスの取扱いはまだ再開されていなかった。

7月にジャーマン・フィジックスのHRS130が輸入されるようになった。
9月に銀座のサウンドクリエイトで、
十年ぶり以上のひさしぶりのジャーマン・フィジックスの音を聴くことができた。

ジャーマン・フィジックス HRS130(とサウンドクリエイト・その3)」でも、
MQAで、それもULTRA DACとの組合せで聴いてみたい、と書いた。

書きながら、ほんとうに聴ける日がやってくるのかなぁ、ともおもっていた。

どこかで聴く機会はあまり期待できないことはわかっている。
となると自分でなんとかするしかない。
そんなことをなんとなく思い始めていたときに、Sさんからのメールが届き、
終のスピーカーが私のところにやって来ることになった。

これでMQAとベンディングウェーヴの組合せが実現する。
しかもグールドもMQAで聴ける時代になっている。

Date: 11月 9th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、TIDALのこと(MQairのこと・その1)

今年6月に開催されたOTOTENでのMQAのセミナーにいかれた方ならば、
ワイヤレスでMQAの実現が近いことを聞いている。

年内には発表されるだろうと思っていたら、ようやく今日発表された。
SCL6というコーデックがMQAによる開発であり、
MQAによるMQairという名称の発表もあった。

MQAとairの造語。
分かりやすいといえば、分かりやすい。
まだ詳細は発表になっていないし、
MQair対応のモデルが、どれだけ登場するのかもわからない。

いまのところワイヤレスで音楽を聴こうとは思っていないけれど、
MQair対応のワイヤレスヘッドフォン(イヤフォン)が出てきたら、
やっぱり聴いてみたくなるはずだ。

日本でTIDALのサービスが開始になっていれば、
MQairの登場によって日本でのMQAの普及に拍車がかかるだろう、と思うけれど、
TIDALはまだである。

Date: 11月 5th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、音の量感のこと(その10)

MQAを全否定といっていいくらいに批判的である人は、
低音に関して、締まっていなければならない、と勘違いしているのではないのか。

よく締まった低音は、一般的には褒め言葉である。
そういわれてイヤな顔をする人はわずかかもしれないが、
私はロジャースのPM510に惚れ込んでいるところからもわかってもらえようが、
締まった低音を求めているわけではない。

よく締まった低音こそが最高、とも捉えていない。

ステレオサウンド 60号に「プロが明かす音づくりの秘訣」の一回目が載っている。
一回目は菅野先生である。

低音について、こう語られている。
     *
菅野 だいたいぼくは、よく締まっているのがいい低音と言われるけれども、必ずしもそうは思わないんです。やはり低音はふくよかなものであるべきだと思うんです。締まっているというのは、結局ブーミーな、混濁する、ピッチのはっきりわからないような低音が多いから、それに対するアンチテーゼとして、締まった低音=いい低音というふうに受けとられているんじゃないかと思うけれども、本来、低音は締まっていたのではいけないんで、やっぱりファットじゃないといけない。ファットでいて明快な低音がほんとうにいい低音じゃないかと思います。
 それはピアノなんかでもそうですね。銅巻線の部分というのは、とにかく膨らんだ、太い音がしなきゃいけない。締まっているというのは言い方をかえれば少しやせているわけですから、たしかに明快です。けれどもほんとうの低音の表情が出てこないと思うんです。
 ほんとうの低音の表情というのは、太くて、丸くて、ファットなものだと思う。それでいて混濁しない。言葉で言えばそういうことなんですけれども、それだけでは言い切れないような、低音の表情に対するぼくの要求があるわけです。
     *
60号は1981年9月発売の号である。
もう四十年以上前のステレオサウンドである。

もう時代は変ってきているよ、といわれそうだが、ほんとうにそうだろうか。
ソーシャルメディアを眺めていると、
いまでも締まった低音がいい低音だという発言をみかけることがある。

Date: 8月 29th, 2022
Cate: High Resolution, 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その6)

HDtracksが数日前からMQAを取り扱うようになった。

TIDALでのMQAのタイトル数と比較すると始まったばかりということもあって、
かなり少ないけれど、HDtracksはダウンロード購入ができる。

TIDALは、というと、昨夏はソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルが、
MQAに積極的に取り組むようになって、相当な数のアルバムが、
いまではMQA Studioで聴けるようになったことは、すでに書いてきた。

いま私が注目しているのは、ワーナー・クラシックスである。
こちらも夏あたりからMQAに力を入れてきている。

ソニーはアナログ録音や最新録音だけでなく、
44.1kHz、16ビットのデジタル録音もMQAにしている。

ワーナー・クラシックスも同じ方針でいっているようである。
デジタル初期の録音がMQAで聴けるようになりつつある。
旧EMIの録音が、MQAで、いままで以上に聴けるようになりつつある。

アンネ=ゾフィ・ムターと
アレクシス・ワイセンベルクによるブラームスのヴァイオリン・ソナタ、
廉価盤のジャケットではあるが、MQA(44.1kHz)であるのを昨晩見つけた時は、
かなり嬉しかったし、このアルバムがMQAになっているということは──、
と思い、いくつかのアルバムを検索してみると、いつのまにかMQAで配信されている。

昨夏のソニーの勢いほどではないが、なかなか積極的なようだ。
この分で行くと、来夏はユニバーサル・ミュージックの番か。

MQAに否定的な人は相変わらずだが、MQAは確実に拡充していっている。
なのに日本は……、といいたくなる。

Date: 8月 20th, 2022
Cate: audio wednesday, High Resolution

MQAのこと、TIDALのこと(audio wednesdayのこと)

昨夏からソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルのアルバムが、
すごいいきおいでTIDALでMQA Studioで聴けるようになっていった。

このアルバムも、あのアルバムもある。
昨年8月は、毎日TIDALにアクセスするのがほんとうにワクワクだった。

グレン・グールドのアルバムもMQA Studioで聴けるようになった。
これだけでも嬉しい限りなのだが、他にもここに書き切れないくらい、
MQAで聴きたかったアルバムの多くが聴けるようになっている。

そういうアルバムをMQAで聴くたびに、
いまaudio wednesdayをやっていたら、次回は、これをメインにかけるだろうな──、
そんなこともおもってもいた。

たとえばもし、いまもaudio wednesdayを続けていたら、
9月には“FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO”と“SATURDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO”、
それから“ESCAPE”をかける。

いまはaudio wednesdayはやっていない(やれずにいる)から、
単なる妄想にしかすぎないのだが、
このことがaudio wednesday (next decade)を、
音なしではあるけれど始めるきっかけ(動機)の一つになっているのは確かなことだ。

TIDALで見つけた曲(アルバム)を、次の月のaudio wednesdayで鳴らす。
そういう日が来るのかどうかは、いまのところなんともいえないが、
そういう気持で音楽を聴けるというのも、楽しいことの一つである。

Date: 8月 5th, 2022
Cate: High Resolution, 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その5)

8月1日に、矢沢永吉のインターネット配信が始まったことは、
ニュースになったほどだから、多くの人が知っていよう。

矢沢永吉の名前は知っていても、聴かないから関係ない、と思う人もいる。
私も、そんな一人だった──、と過去形で書くのは、MQAが関係してくるからだ。

Apple Musicでは空間オーディオでの配信もある、とのこと。
ではTIDALは? と思って検索してみても、表示されない。

歌手や演奏家が日本人の場合、
同時に配信が始まることもあれば、少し時差のようなものがあるのか、
一日ほど遅れての開始が、これまで何度かあった。

2日になれば──、と思っていたけれど、始まらない。
3日になれば──、まだである。

4日は検索しなかった。
あきらめ半分で今日(5日)、検索したら表示される。
MQA Studioでの配信だ。

TIDALのサービスが日本でも開始され、
矢沢永吉本人がMQAの音を聴き、なんらかのコメントを発したら──、
そんなことを想像してしまう。

矢沢ファンはすごい、ときいている。
私の周りには一人もいないので、どの程度なのかはわからないけれど、
そんな矢沢ファンの何割かがMQAでの矢沢永吉の歌を聴くことになったら──。

Date: 7月 26th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、グレン・グールドのこと(その6)

TIDALでMQAで、グレン・グールドを聴いていると、
以前書いていることなのだが、ハミング(鼻唄)が自然な感じで聴こえてくる。

ずいぶんと聴いてすみずみまで知っているつもりだったのに、
MQAで聴いて、ここでのハミングはこんな感じだったのか、と気づくことがある。

一ヵ月ほど前、モーツァルトのピアノ・ソナタ第十番 K.330を聴いていた。
第十一番 K.331はすでにMQAで何度も聴いてたけれど、
K.330をMQAで聴いたのは、一ヵ月前が初めてだった。

グールドのK.330は、とにかく速い。
グールドのK.331は、評価が高いけれど、K.330はそれほどではない。

ひさしぶりにグールドのK.330を聴いて、こんなにも速かったっけ? と感じたほど。
でも聴いているうちに、ほんとうに速いのだろうか、と思うようになってきたのは、
グールドの鼻唄が、じつにゆったりした感じで聴こえてくる。

以前聴いた時には、そのことに気づいていなかった。
演奏が速ければ鼻唄も速い、とつい思いがちになるのだが、そうではない。
意外だっただけでなく、
グールドにとってのテンポとはなんなのだろうか、とも思っている。

Date: 6月 22nd, 2022
Cate: High Resolution, 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その4)

別項「Jacqueline du Pré」で書いているように、
6月に2022年リマスターCDボックスが発売されて、
TIDALで、かなりのアルバムが新しいリマスターで、
しかもMQA Studio(196kHz)で聴けるようになった。

“Her Early BBC Recordings”もMQA Studio(196kHz)で聴ける。
このアルバムには、バッハの無伴奏チェロ組曲が入っている。
残念ながら全曲ではないけれど、それでも一番と二番を聴くことができる。

聴けないものと思っていただけに、当時、このCDが出た時はほんとうに嬉しかった。
このアルバムが、いまはMQA Studio(196kHz)で聴ける。

こういうアルバムは買っておこう、と思いながら、e-onkyoのサイトをみると、
もちろんラインナップされているのだが、なぜかflacのみ、しかも96kHzである。

今回リマスターされたデュ=プレのアルバムは、
TIDALはMQA Studio(196kHz)に対し、e-onkyoはflac(96kHz)のみである。

理由は、いまのところわからない。
今回のデュ=プレ以外のアルバムではMQAも用意されているので、
e-onkyoがMQAを扱わなくなったわけではない。

このことはQobuzを運営しているフランスの会社、
Xandrieへ譲渡されたことと関係しているのだろうか。

Date: 6月 14th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、否定する人のこと(その4)

MQAをとにかく否定したがっている人は、いまもいる。
おそらくこれから先もいることだろう。

先日のOTOTENで、MQAのセミナーが開催された。
一時間半のほとんどは、比較試聴だった。
比較試聴の環境としてはさほどいいとはいえなかったけれど、
それでもMQAと通常のPCMとの音の違いは明らかだった。

ただし会場は縦に長く後方の席の人はどうだったのかはなんともいえないが、
前方の席でははっきりとした音の違いが聴きとれた。

このMQAのセミナーに、MQAの否定派の人たちがどれぐらい来ていたのかはわからない。
その人たちが、今回の音の違いをどう聴き取ったのかもわからない。

でも思ったことがある。
MQAの音に否定的な人は、おそらく音触という感覚をもっていない人なのかもしれない。

別項で書いているが、audio wednesdayでメリディアンのULTRA DACでMQAの音を聴いて、
音触のことを思い浮べていた。

菅野先生が音触について書かれた時、
音触を感覚的に理解できる人とそうでない人がいた。
そうでない人のなかには、音触という言葉を否定しようとする人がいた。

Date: 5月 16th, 2022
Cate: High Resolution

MQAのこと、オーディオのこと(その12)

アナログディスクの人気がいまも高いようである。
過去のアナログ録音がアナログディスクで復刻されるだけでなく、
デジタル録音もアナログディスクで登場してきたりする。

マスターがデジタル録音であれば、
カッティング前の過程でアナログに変換される。
どこのD/Aコンバーターが使われるのか──、
そのことへの興味よりも、MQAでエンコード/デコードしたら、
どういう仕上がりとなるのだろうかに、とても興味がある。

そろそろMQA処理のアナログディスクが登場してきてもよさそうなのに。