日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その5)
8月1日に、矢沢永吉のインターネット配信が始まったことは、
ニュースになったほどだから、多くの人が知っていよう。
矢沢永吉の名前は知っていても、聴かないから関係ない、と思う人もいる。
私も、そんな一人だった──、と過去形で書くのは、MQAが関係してくるからだ。
Apple Musicでは空間オーディオでの配信もある、とのこと。
ではTIDALは? と思って検索してみても、表示されない。
歌手や演奏家が日本人の場合、
同時に配信が始まることもあれば、少し時差のようなものがあるのか、
一日ほど遅れての開始が、これまで何度かあった。
2日になれば──、と思っていたけれど、始まらない。
3日になれば──、まだである。
4日は検索しなかった。
あきらめ半分で今日(5日)、検索したら表示される。
MQA Studioでの配信だ。
TIDALのサービスが日本でも開始され、
矢沢永吉本人がMQAの音を聴き、なんらかのコメントを発したら──、
そんなことを想像してしまう。
矢沢ファンはすごい、ときいている。
私の周りには一人もいないので、どの程度なのかはわからないけれど、
そんな矢沢ファンの何割かがMQAでの矢沢永吉の歌を聴くことになったら──。