Date: 8月 6th, 2022
Cate: 戻っていく感覚
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ラックス MQ60がやって来る(その7)

ラックスのSQ38は、なぜ38(サンパチ)なのか。
昭和38年(1963年)に登場しているから、という話を以前聞いたことがある。

ステレオサウンドの「世界のオーディオ」のラックス号巻末の社史年表をみると、
確かに昭和38年12月に登場していることになっている。

SQ37でもSQ39でもない。
SQ38である。
私は昭和38年生れだから、この38(サンパチ)という数字に、
愛着のようなものを感じる。

ということは来年(2023年)は、SQ38誕生60年にあたる。
SQ38誕生60周年記念モデルが登場するのだろうか。

もし登場するとして、真空管は何を使うのだろうか。
現行機種のLX380は、出力管に6L6GCを使っている。

6L6GCは三極管ではなくビーム管である。
SQ38の、当時の謳い文句は三極管採用ということだった。
50CA10は四極管なのだが、真空管内部で三極管接続しているため、
ラックスは三極管扱いにしているし、
パワーアンプ部初段の6267/EF86に関しても、五極管を三極管接続することで、
全段三極管というふうに紹介されていた。

LX380は6L6GCを三極管接続にしているわけでない。
全段三極管ということにはこだわっていない。

それでいいと思っている。
けれど、SQ38誕生60周年記念モデルということを歌うのであれば、
やはりここは三極管構成ということにこだわってほしい。

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