TIDALという書店(その18)
ホイットニー・ヒューストンの映画だから、
劇中に彼女が主演の映画「ボディガード」のことも描かれている。
オリビア・ニュートン=ジョンの“Jolene”と同じように、
ホイットニー・ヒューストンの“I Will Always Love You”も、
ホイットニー・ヒューストンのための曲だと、ずっと思っていた。
映画を観て、この曲もドリー・パートンだったのか、と知った私は、
年が明けたのだから、いままで聴いたことのない曲を聴いてみよう、ということで、
ようやくドリー・パートンの“Jolene”を聴いた。
TIDALにあったから、聴いたともいえる。
ドリー・パートンの“Jolene”を聴きながら、
最初に聴いたのがオリビア・ニュートン=ジョンの“Jolene”でよかったなぁ──、と思いながら、
オリビア・ニュートン=ジョン以外にもカヴァーしている人は、どんな人なのだろううか、と、
今度はTIDALで“Jolene”で検索する。
けっこう表示される。
その中で、気になったのが、
Siv Jakobsen(シーヴ・ヤコブセン)というノルウェーの女性歌手のライヴアルバムだ。
“Live in Oslo”で、TIDALで聴ける。
五曲目の“Jolene”をまず聴いて、それからアルバムの最初から聴いていた。
聴きながら、そういえば、と思い出したことがあった。
「ホームランド(HOMELAND)というアメリカのドラマだ。
2011年にシーズン1が放送され、日本ではHulu、Netflixで見ることができた。
クレア・ディーンズ主演の、このドラマにはハマった。
音楽もよかった。
最初聴いた時、マイルスっぽいと感じたトランペットを中心とした曲は、
このドラマの雰囲気にぴったりとはまっていた。
この曲を聴くと、“HOMELAND”の世界に引き込まれていく感じでもあった。
とはいえ、当時、誰の演奏なのかを調べることまではしなかった。
2011年のことだから、Googleで検索すれば、すぐに誰の演奏で、曲名もすぐにわかっただろう。
でも、それをやらなかったのは、わかっても、そのディスクを買うのかといえば、
買わないことは自分でわかっていたからだ。
それでも、昨晩は“Live in Oslo”を聴いていて、そうだ、と検索してみた。
トーマス・スタンコ(Tomasz Stańko)の“Terminal 7”である。