Date: 5月 31st, 2009
Cate: 105, BBCモニター, KEF
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BBCモニター考(その9)

KEFの105(ことわっておくが、KEF独自の同軸型ユニットUniQを採用した機種ではなく、
1977年に登場した、階段状の3ウェイ・モデルのほうである)は、
−6dB/oct.のゆるやかな遮断特性のネットワークを採用している。

各ユニットの取りつけ位置を前後にずらしていることから分かるように、
105は位相特性の、十分な配慮が特長のスピーカーシステムであるだけに、
位相回転の少ない−6dB/oct.型を採用するのは、当然といえる。

だが105 SeriesII (105.2) のネットワークは、より高次の、基本的に−18dB/oct.型へと変更されている。
ウーファーも新型ユニットに変更され、エンクロージュアの外観も多少変った105.2の音は、
残念ながら聴く機会がなかった。
できれば105と105.2を比較試聴したいところなのだが、なぜKEFは、ネットワークの変更を行なったのだろうか。

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