2026年ショウ雑感(その15)
部屋の影響は、相当に大きいけれど、それ以上に、鳴らす人、であることを、今年のインターナショナルオーディオショウで、やっぱり人なんだよ、と実感できたのは、ノアとアーク・ジョイアの音だった。
別項「インターナショナルオーディオショウの音」で書いているように、アーク・ジョイアの音は、
どのスピーカーも、そのスピーカーらしく鳴っていないし、
どこか拗ねてしまったり、いじいじとしたり、
つまりスピーカーがいきいきと鳴っていない。
暗く俯いている。
なのでアーク・ジョイア取り扱いのエステロンのスピーカーの音を、私は一度もいい音とは感じたことがない。オーディオ雑誌の評価は高い。
そのことを信じているわけではないが、オーディオ雑誌に書かれていることとあまりにも、印象が違いすぎる。
昨年(2025年)、アーク・ジョイアの音は聴いていない。なので昨年からなのか、今年からなのかわからないが、アーク・ジョイアの担当者が別の人になっていた。
そのことに気づく前に、アーク・ジョイアのブースに入った時、エステロンのスピーカーが鳴っていたのだが、これまでと印象が違う。あれっ、と思って見ると、人が違う。
使用機材は、少しは違うのだろうが、アーク・ジョイアでのモノはそう大きくは違わない。
アーク・ジョイアの音の、これまでの音との違いに嬉しくなって、初日の最後の回でのフランコ・セルブリンとセルブリン&サンとの組合せを聴きたくなったほどだ。例年のような音だと、そうはならなかったし、他のブースの音を聴くことを優先していた。
例年とは違うエステロンの音を聴いて、それではノアの音は、どうなんだろう、と思い、隣のノアのブースに入ると、一昨年までアーク・ジョイアのブースを担当されていた人がいた。
人の顔を憶えるのが苦手なので、今年のノアのブースの人が、これまでアーク・ジョイアの人だったのか、100%確信を持っていえるわけではないが、声と話し方は、そうだといえるし、今年のノアの音は、スピーカーやアンプが、アーク・ジョイアとは違うにも関わらず、似た印象だった。
アーク・ジョイアのブースよりもノアのブースはかなり広いだけに、部屋よりも、どこまでいっても、音は人なり。このことを実感していた。