パワートゥイーター(その2)
パワートゥイーターというキーワードは、ステレオサウンド別冊HIGH TECHNIC SERIESの三冊目、「世界のトゥイーター55機種の試聴とその選び方使い方」を読んでいくうえでも、重要というか、なかなか興味深いともいえる。
といっても当時はそこまでは思っていなかった。けれどくり返し読み、東京で暮らすようになり、ステレオサウンドで働いたことで、
接する音が大きく増えたことで、パワートゥイーターということの比重が増していった。
「世界のトゥイーター55機種の試聴とその選び方使い方」では、リボン型トゥイーターが複数登場する。
当時、リボン型トゥイーターの代表的存在であったパイオニアのPT-R7はもちろん、
歴史的にはPT-R7よりも古くからあるデッカのトゥイーター、リボン型の一種ともいえるテクニクス独自のリーフ型トゥイーターの10TH1000、
そしてアメリカから登場したばかりのピラミッドのT1がある。
私は、ここに挙げた全てのリボン型トゥイーターを比較試聴した経験はないが、試聴記をくり返し読み、いくつかの機会で聴いている。
リボン型トゥイーターは、新しい製品が出るごとにパワートゥイーターへと進歩しているともいえる。
デッカよりもパイオニアが、力の提示においては優っているものの、それでもリボン型トゥイーターの一般的な印象の中での評価でしかない。
テクニクスは、そんなパイオニアよりも力の提示は優っている。ピラミッドのリボン型はさらに優っている。