アンチテーゼとしての「音」(平面バッフル・その13)
別項で書いているアルテックのA4は、ウーファー後方の裏板を外した状態で鳴らしていた。
5月の上旬に裏板を取り付けてみようということになった。直列型ネットワークを採用しているため、裏板を取り付けるだけといっても、一人では無理。
二人だと大変な作業ではないけれど、それでも脚立がここでも必要となる。
裏板があることで、音はかなり変る。いいところもある。でも、裏板なしの音も捨てがたいとも感じていた。
数日、裏板ありでの音を聴かれていて、結局外すことになった。そうだろうな、と思っていた。
フロントショートホーン型エンクロージュアのA4で、裏板なしだとホーンバッフルといってもいい。
2m×2mの平面バッフルに取り付けるのが原則といえるシーメンスのオイロダインも、ウーファー後方の音はそのままである。
つまりウーファー帯域に関してはダイポール型となる。裏板なしのA4も、ウーファー帯域はダイポール型となる。
REPLY))
A4の裏板を戻したうえで再び外す判断に至ったという流れからも、特性の違い以上に実際の聴感を重視されていることが伝わってきました。ウーファー帯域がダイポール的に動作することで、音場感や低域の抜け方がどのように変化したのか、とくに部屋との相互作用の面でも興味深いです。