Date: 7月 16th, 2026
Cate: 戻っていく感覚
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My Favorite Things(番外・何を録音していたのか)

facebookに、1970年代の生録ブーム、その時の熱狂ぶりを伝える写真が公開されていた。

無線と実験編集部による投稿で、ティアック主催の生録会のようだ。ステージ上には数えるのが面倒なほどのマイクロフォンとスタンドがあり、客席側には、こちらも数えるのがイヤになるほどのオープンリールデッキが並んでいる。

モノクロの不鮮明な写真であっても、東京や大阪といった大都市では、こういう生録の機会があって、そこには多くのオーディオマニアが参加していたことの熱気というか、熱狂ぶり(といいたくなる)があった、と感じる。

オープンリールデッキで録音するのは、こういった生録、それからライヴ録音、もしくはライヴの生中継のFM放送のエアチェックがそうなのだろうが、あえて番外として書いているのは、ルボックスのA700のことがあるからだ。

HI-FI STEREO GUIDE(1977年度版)を見ていて当時気づいて、少しばかり驚いたのは、A700にはフォノ入力端子があることだった。

A700は、A77(315,000円)、HS77(365,000円)の上級機であり、1981年登場のPR99(650,000円)まではフラッグシップモデルでもあった。

そのA700には、マイクロフォン入力、ライン入力だけでなく、A77やHS77にはないフォノ入力がある。

普及クラスのオープンリールデッキにフォノ入力があるのはわからないでもないが、なぜA700にあるのか。
いまHI-FI STEREO GUIDE(1977年度版)を読み返しても、フォノ入力を持つオープンリールデッキはなさそうだ(見落としがあるかもしれない)。

A700を持っている人ならば、同等クラスのコントロールアンプかプリメインアンプは持っているはず。だからフォノ入力は要らないと思う。

A700に直接アナログプレーヤーを接続してダビングする人がいたのか、それをルボックスは考慮して付けているのか。

A700の回路図を見ると、フォノイコライザーアンプ部には、再生アンプ、録音アンプと同じOPアンプが使われている。

A700に使われているのは、TBA931という14ピンのデュアルOPアンプで、すでに製造中止でかなり入手困難なモノ。

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