My Favorite Things(カセットデッキ篇・その5)
メタルテープが登場した時、オーディオマニアとしてどんな音が聴けるんだろう、と私だって興味を持った。
TDKからMA-R、ソニーからMetal Masterが登場してくると、聴いてみたいという気持は強くあったけれど、
どちらのメタルテープも、未だに聴きていない。
ヤフオク!に出品されている未開封のモノ、MA-RもMetal Master、どちらもかなり高額。
買えない金額ではないものの、そこまでして……という気持が、私の場合、強い。
ナカミチの680ZXを、もしこれから先手に入れることがあったら、MA-R、Metal Master、どちらかは高価でも落札するだろう。
680ZXは標準速だけでなく半速での録音・再生ができる。同時代のマランツのカセットデッキは倍速に対応していた。
音のことだけをとれば、倍速での録音と再生となるが、私の興味は少し別のところにあって、
680ZXとMA-RかMetal Masterとの組合せだと、半速で、どれだけのクォリティを維持できるのか。ここに興味が、いまでもある。
メタルテープには、どのメーカーからもC120は出ていなかった。C60だけのメーカーもあったし、C90までしかなかった。
半速だとC90で片面90分録音できる。CDよりも長い収録時間。
だからといって、その倍になった収録時間をどう活かすのかをあれこれ考えていたわけではない。
単純に、すごいなぁ、どれだけの音質なのだろうか、そこへの興味だけである。
それを確かめたいだけなのだが、私にとってナカミチのカセットデッキといえば、680ZXだけとなる。