ケーブルはいつごろから、なぜ太くなっていったのか(その22)
スピーカーの出力音圧レベルが大きく違う場合、同じ音圧を得るには、当然だが、出力音圧レベルが低いスピーカーであれば、大きなアンプの出力が必要になるし、
スピーカーケーブルを流れる電流もそれに応じて大きくなる。
例えば100dB/W/mを超える出力音圧レベルのスピーカーと、今時のスピーカーのように80dBぐらいの出力音圧レベルのスピーカーとでは、必要なパワーは違う。
それに100dB超えのスピーカーは、大抵、往年の大型スピーカーだったりする。その場合、スピーカーのインピーダンスは16Ω、15Ωと高い。
一方、今時の80dB前後のスピーカーだと8Ωのモノもあれば4Ωのモノは多くある。
100dB超え16Ωのスピーカーと、80dB前後4Ωのスピーカーとでは、必要なパワーの差はさらに大きくなる。
そう考えると、100dB超のスピーカーには細いスピーカーケーブルでも問題はなくても、
80dB前後で4Ωのスピーカーでは、その細さが問題となってくる──、
そういうふうに考えられるといえば、そうともいえる。
今日、あるところでケーブルの比較試聴をしていた。その結果から、何がいえるだろうかと考えているところなのだが、理屈はそうだけど……、となっている。