Date: 5月 17th, 2021
Cate: チューナー・デザイン
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チューナー・デザイン考(その14)

roonは、
roonならではのメタデータを活かしての未知の音楽をさがしていける機能がある。

5月16日に一新されたAudirvanaも、最新のAudirvana Studioでめざしているのは、
roon的なデータベースの構築と機能なのだろう。

roonの機能はよく出来ている。
それでも、私がroonとAudirvana、
それから今後登場してくるかもしれないアプリケーションに求めたいのは、
六次の隔たり、という仮説に基づく機能である。

六次の隔たりは、すべての人、物事は、
6ステップ以内でつながっている、というもの。

友だちの友だちは友だちで、
そうやって友だちの友だちを、何人か介していくことで、世界中の誰とでも、
つながっている、という仮説である。

まったく縁がなさそうな人であっても、私とその人のあいだに最大六人の人が介することで
友だちの友だちの友だち……、という感じでつながっている、とのこと。

六次の隔たりを知った時には、そんなものかな、と思ったけれど、
ここ十年ほどは、六次の隔たりは、けっこうそうなのかもしれない、と思うことがあった。

だから、未知の音楽をさがしていくうえでも、この六次の隔たりはあてはまるのではないだろうか。

といっても、私が考えている(欲しい、と思っている)のは、
六次の隔たりのところにいる音楽(アルバム)ではなく、
六次の隔たりそのものである。

つまり好きな音楽(アルバム)を二枚選ぶ。
まったくつながりなんてなさそうな二枚を選ぶ。

この二枚の隔たりを、最大六枚の音楽(アルバム)が埋めていく。
その音楽(アルバム)がなんであるのかを知りたい、と思っている。

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