Date: 5月 16th, 2021
Cate: 電源
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ACアダプターという電源(その1)

昔と今、いろいろ変化はあるのだが、
ACアダプターの数は、確実に増えてきている。

四十年前に、東京で独り暮しを始めた。
そのころはACアダプターは、一つもなかった。
ACアダプターを必要とする製品を使っていなかった。

私が東京で最初に使ったACアダプターは、
ポータブルCDプレーヤー用のそれだった。

このころのACアダプターは、まだ大きく、けっこう重かった。
そのころまでは、ACアダプターは、がつくて重いものという印象だった。

それがスイッチング電源のACアダプターが主流となり、
ACアダプターを必要とする機器も増えてきた。

オーディオと関係ないところで、iPhoneやiPod、iPad、
PowerBookにMacBook Proがあることで、ACアダプターはいくつもある。

オーディオもアナログディスクとCDの再生だけであれば、
ACアダプターを必要とすることはなかった。

けれどネットワークオーディオ、PCオーディオと呼称される領域となると、
ACアダプターを必要とする機器を使うことにもなる。

ほんとうに身の回りにACアダプターがころがっている、
そういいたくなるほど増えてきている。

そして、オーディオの世界では、高音質を謳うACアダプターが登場している。
スイッチング電源のモノもあるし、
リニア電源と呼ばれる、トランス、ダイオード、コンデンサー、定電圧電源の組合せによる、
いわゆる昔ながらの構成のモノもある。

Googleで検索すれば、ACアダプターを製品化しているブランドは、少なくない。
それらの製品のほとんどはローノイズを謳っている。

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