オーディオ機器を選ぶということ(その6)
「憧れ」は、どこかで顔を出す。
一昨日Twitterに、以前に書いた、グレン・グールドの椅子のことにふれた。
田中一光先生のハークネスの間にあったハンス・ウェグナーの椅子とは、対極的なのが、グールドの椅子だ。
このレプリカは、いまでも入手できる。
以前、この椅子について書いたときは、グールドの演奏を聴くときは、この椅子に坐りたい、とした。
いまもその気持はある。
でも、Twitterでつぶやいて、ふと思ったのは、このグールドの椅子のレプリカを、
左右のスピーカーの間に、ポツンと置きたい、ということ。
机はいらない。ボロボロの、この椅子だけを置く。
そして、この椅子に似合うスピーカーを選ぶ、ということも、あってもいい、というよりも、
そういう選択をしたい、とふと思った。