Date: 8月 15th, 2013
Cate: チューナー・デザイン
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チューナー・デザイン考(ラジオのこと・その4)

NHK-FMの女性ヴォーカル特集だった一週間を録音して、
そのあとレコードを買い、いまも聴き続けているのはケイト・ブッシュだけである。

チューナーとカセットデッキとNHK-FMの番組のおかげで、ケイト・ブッシュを聴かず嫌いのままにならずにすんだ。

それまで聴いたことのない音楽、
それまで聴いたことのない人を知るには、
レコードを買ってきて聴くか、こうやってラジオによって知るか、のどちらかだった。

買いたい(聴きたい)レコードは、新譜も次々出てくるし、
それ以前の旧譜には、もっともっと多くの買いたい(聴きたい)レコードがあった。
それらすべてのレコードを、学生に買えるわけがない。

優先順位が決ってくるし、
東京のような大都市で大型のレコード店がいくつもあれば、
その優先順位にレコードを買っていけるだろうが、
田舎の、小さなレコード店しかない環境では、
優先順位通りに買えるわけではない。

売っているレコードしか買えないのだから。
いまのようにインターネットがあり通販で簡単に購入できる時代とは大きく違っていた。

ケイト・ブッシュのレコードは、優先順位の上位だった。
ほんとうはイギリス盤で買いたかったけれど、
英語が嘆能であるわけでもなし、ケイト・ブッシュによる歌詞の意味を知りたかったから、
あとでイギリス盤を買っても、日本語訳は役に立つから、と、日本盤を買っていた。

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